横浜は東京からも近く、異国の雰囲気漂う建物や港の景色が特徴的な都市です。
住みたい街としても多くの人から注目され、東京のベッドタウンとも言える横浜に家を建てたいとお考えの方もいるかもしれません。
「横浜で自分が求める高級注文住宅を建てられるか知りたい」「横浜の土地に合った高級注文住宅を建ててくれる会社はどこだろう」という疑問もあるのではないでしょうか。これからの人生を共に過ごす、大切なお住まい。住む土地の特徴を知り、街並みに調和する設計を叶えることが大事です。
横浜には、いったいどんな魅力があるのでしょうか。
今回は、高級注文住宅を30年にわたって手掛けた私ども参會堂が誇る施工事例をご紹介すると共に、横浜の魅力と家づくりをお伝えいたします。
目次
横浜の特徴(土地柄)と秘められた魅力
まずは、横浜の特徴と魅力に迫ってみましょう。
横浜という街の特徴と土地柄
横浜と言えば、“港”を連想する方も多いのではないでしょうか。
横浜には、ペリーが浦賀に来た1853年の6年後、“横浜港”を日本の玄関口として開港されてから発展をとげたという歴史があります。
貿易の中心地として、海外からの「人」「物」「文化」が入り、国際的な都市としてみるみるうちに栄えていきました。
そんな背景がある横浜は国際色豊かな都市、諸外国を彷彿させるような街並みが特徴的です。
横浜の人口は約370万人。全国の市町村のなかで最も人が多く、活気に満ちた街です。
交通の便はかなり良く、横浜駅に1日に乗り入れる乗降者数が世界第4位と言われています。東京へのアクセスは良好で、多くの人から注目されている近代的な街と言えるでしょう。横浜に秘められた魅力とは
横浜という街には、何度でも訪れたくなる魅力が溢れています。
横浜中華街や赤レンガ倉庫、よこはまコスモワールドなど、グルメ、ショッピング、レジャーを楽しめるスポットが多数。常に何かに出会い、誰かと楽しみ、新しい体験ができる横浜に住めば、日常的な暮らしのなかで価値観や感性が磨かれていく日々が待っています。
また、横浜に暮らす大きな魅力として挙げられるのが「自然」です。
都会的な街並みやスポットが立ち並ぶ一方で、ほっと心が落ち着く自然の景色もたくさんあります。
たとえば、港を眺めて海風を感じながらの散歩ができる公園として横浜の人から人気を誇る山下公園。
園内の「未来のバラ園」には、シーズンになると色とりどりの美しいバラが咲き、目を和ませてくれます。
また、開放感のある水辺の向こうには、横浜ベイブリッジや立ち並ぶビル、船などの絶景が広がっています。夜に訪れると日中とは違った絶景が堪能できます。港に沿ったエリアならではの贅沢な時が過ごせるでしょう。
有名建築家が設計した横浜に建つ優れたデザイン建築
建築物① 横浜税関本関庁舎
横浜税関本関庁舎は、横浜市中区にある横浜市を代表する建造物です。
日本の建築家、吉武東里氏らにより設計されました。日本の税関という厳かな建物ですが、装飾性の高い外観から多くの方から親しまれています。
まるでイスラム寺院のような、エキゾチックな雰囲気のある緑青色のドームの塔が印象的。“クイーンの塔”と親しまれ、横浜港のシンボル的存在として有名です。
暖かみのあるクリーム色の外壁には、縦長の窓が整列。窓やエントランスなどに施されたアーチ装飾は意匠性と美しさを表現し、イスラム風や西洋風などが入り混じった国際色のある外観です。
2001年には横浜市認定歴史的建造物として認定された経歴があります。
建築物② ザ・プリンス
神奈川県の箱根に佇むリゾートホテル。昭和を代表する日本の建築家、村野藤吾氏の設計により、1978年に竣工されました。
細やかな装飾が施された円形の建物が特徴的です。箱根の自然に穏やかに溶け込むクラシカルな雰囲気、そして湖畔に佇む姿には多くの人を魅了する美しさがあります。
また、内装もディティールにこだわり、タイルや石張りなど独創性のあるデザインです。
建築物③ 横浜市開港記念会館
横浜市開港記念会館は、横浜を代表する建築物のひとつです。
明治42年横浜港開港50年を記念して建設されたものの、関東大震災に全焼。その後、再建され現在では国の重要文化財にも指定されています。
基本的な設計は、日本の建築家、福田重義氏、山田七五郎氏によって行われました。
横浜市開港記念会館の時計台は“ジャックの塔”として横浜のランドマーク的な存在の建物。前述した横浜税関の「クイーン」、そして神奈川県庁の「キング」とともに「横浜三塔」として横浜の人から愛されています。
赤レンガの花崗岩でできた建物は、明るい色と白いラインのコントラストが美しく、アーチ状の窓ガラスなど装飾性が高く、多くの人を魅了する異国情緒満載の外観が特徴的です。
横浜の平均坪単価と⾼級住宅街の坪単価
土地を求めるうえで気になるのは土地の価値ですよね。それでは、横浜の土地の坪単価について見ていきましょう。
横浜の平均的な坪単価
2023年に発表された横浜市の各区の公示地価の平均価格をもとに割り出した坪単価の平均値は約116.1万円/坪です。
横浜の最も高い坪単価
横浜のなかで最も高い坪単価となったのは、西区の約532.7万円/坪です。前年と比べても約4%も上昇しています。
横浜西区は横浜のなかでは小さい区ですが、商業の中心的な存在です。ただ、西区には商業地や住宅地が混在しているので、エリアによって坪単価に差はあります。
高級住宅街と呼ばれる地域の坪単価
横浜には、山手町(中区)、あざみ野南、美しが丘、青葉台(青葉区)、日吉本町(港北区)など、高級住宅街と言われるエリアがあります。
調査のために区ごとに設けられた地点をもとに平均データとしたものが次の通りです。
- 中区・・・206.5万円/坪
- 青葉区・・・114万円/坪
- 港北区・・・約113.6万円/坪
こちらでご紹介したのは国で公表している公示地価をもとに算出されたデータで、「更地」を前提としたものです。実際に販売されている価格とは意味合いが異なります。
ただ、売買価格を決定するときに参考値のひとつとしても考えられる価格なのでご紹介しました。実際の販売時には、土地の広さや方向などさまざまな条件によって決められます。横浜の代表的な5つの高級住宅街
多くの人の憧れの対象となる高級住宅街。横浜には、そんなハイセンスな街並みがいくつもあります。横浜にある5つの代表的な高級住宅街をご紹介していきます。
山手町(やまてちょう)
横浜市の「山手」は、横浜でも高級住宅街として知られるエリアです。
横浜港や市街地を一望できる丘陵地にあり、もともとは外国人居留地として発展しました。現在は、開発が進み、マンションや戸建て高級住宅が立ち並ぶ、ブランドを持つエリアに。
しかし、かつての名残が今でも色濃く残り、西洋を彷彿させる洋館や外国人墓地、教会なども見られます。整った街並みは高級注文住宅との相性もよく、こだわりの家を建てられそうです。
また、山手地区は景観計画に基づき、“緑”を大事にしているエリア。閑静な高台の住宅街を歩くと、気持ちを和ませるような美しい緑の樹木に癒されることでしょう。あざみ野南(あざのみなみ)
あざみ野南は、横浜市青葉区にあるエリアです。“あざみ野”の南にあることから、「あざみ野南」と呼ばれています。
最寄駅「あざみ野」から、なだらかに続く坂を歩くと広がるのが「あざみ野南」と呼ばれる高級住宅街です。
暖かみのある外壁の色合いや、整った形状の建物が立ち並び、周囲と調和がはかられた綺麗な街。とても閑静な住宅街で、街並み全体が“高級感”と上質な空気感に包まれています。
また、あざみ野南の最寄駅「あざみ野」は、横浜方面へはもちろん、都心へのアクセスも良好。交通の利便性で駅周辺は活気がある一方で、住宅街に入ると閑静で雰囲気の良さを感じられるエリアです。美しが丘(うつくしがおか)
横浜市青葉区にある「美しが丘」は、最寄駅「たまプラーザ駅」から徒歩圏内にある高級住宅街です。
“たまプラーザ”とも呼ばれ、高級住宅を建てるときのブランドエリアとしても知られています。
豪邸と呼べるほどの大きさやデザインの高級住宅を数多く見かける住宅街です。美しが丘は、イギリスの田園都市がモデルとなったエリアでもあります。
緩やかな坂道には緑も添えられ、整った景観の街並みの中を歩くと、ワンランク上の暮らしも叶いそうです。
「美しが丘」という名前のイメージにぴったりで、上品な空気感が漂っています。緑豊かな「美しが丘公園」も身近にあり、自然を眺めてゆっくり過ごすこともできます。お子様はもちろん、大人まで幅広く利用できるスポットです。青葉台(あおばだい)
青葉台と呼ばれる高級住宅街は、横浜市青葉区にあり、「青葉台駅」を最寄駅とした住宅街です。
駅構内には、「青葉台東急スクエア」というファッションやインテリア、グルメも堪能できるおしゃれなショッピングモールがあります。
青葉台エリアは、横浜市内や都心へのアクセスが比較的スムーズで、通勤・通学はもちろん、プライベートの時間も充実して過ごせるロケーションと言えるでしょう。また、駅周辺は店舗などで賑わいがありますが、少し足を伸ばすとマンションや戸建て住宅などが建つ住宅街が広がっていきます。道路沿いに樹木が植えられたり、公園があるなど、子育てにも整った環境の住宅街です。
日吉本町(ひよしほんちょう)
最寄の日吉駅の西側にある高級住宅街が港北区の「日吉本町」です。
古くは農村地として栄えていた場所で、高度経済成長とともに人も増え、「日吉台」と言われる住宅地として開発されました。
駅周辺は、空から見ると放射線のように広がった形状をしているのが特徴的です。
慶応義塾大学のキャンパスもあることから学生が多く活気があり、交通・買い物・飲食の利便性が高いエリアとなっています。
また、駅から離れて住宅街に入ると、戸建て住宅やマンションが混在、ところどころに木々の緑も見られ、総じて過ごしやすい環境が広がる住宅地です。参會堂が建てる高級注文住宅
参會堂は数多くの高級注文住宅を設計し、今回お伝えした横浜の高級住宅街にもふさわしいような施工事例がたくさんございます。
今回は、参會堂がこれまでに建てた高級注文住宅のなかから、3つの施工事例をご紹介してまいります。
個性と上質さを兼ね備えた高級注文住宅
外観はなだらかなRを描いた形状でデザインしました。Rの曲線は、直線とは違った“柔らかさ”や“優雅”な印象を作り出してくれます。
「淡いクリーム色のタイル外壁」と「濃い茶色のサッシ枠」という色の対比、そして「Rの曲線」と「長方形や円形の窓」という形状の対比。細かなデザインにこだわり、個性的かつ上質なデザインをもたらしました。
夜間になると、外壁に取り付けられた照明はもちろん、屋内からの光も外に漏れ、エレガントな印象になります。Rの流れるようなラインにより、光の当たる量も変わって立体感のある表情を持つ暖かみのある外観です。
また、建物に沿うように階段状のテラスを施したことで、屋内から中庭への出入りもしやすく、日常的に自然を感じられる設計になりました。
リビングに位置する階段は、部屋全体が見えるようにデザインしました。
曲線を描くような階段は、広いリビングのなかで存在感のあるインテリアにもなります。
階段の形状や踏板の素材、手摺の素材・デザインなど、階段はひとつひとつの要素が全体的な雰囲気を左右するため、繊細に設計することが求められます。
他の内装とのバランスも重要なので、デザイン力の豊富な設計事務所への依頼が欠かせません。階段の素材として選んだのは、重厚感のある色味が美しい天然木です。ダークブラウンという高級感を持つ色は、手摺の“アイアン”の異素材になじみ、優雅ななかにも自然な雰囲気をもたらしてくれました。
開放的なテラスが特徴的な高級注文住宅
室内から見渡せるテラスは植栽などを置けるスペースにしました。
クリーム系の穏やかな色味の塗り壁にアーチの窓、オレンジ系の洋瓦など明るく穏やかな外観です。開口部を大きく確保し、大型の両開きの掃き出し窓でテラスへ出入りしやすい設計にしました。
植栽にもこだわり、まるで南国のような心地よいテラスが日常使いできるデザインに。日々の暮らしがワンランクアップするお庭です。
気軽にいつでもテラスの風景を眺められるようにガーデンチェアーも置き、屋内からはもちろんですが、風を感じながら居心地の良い時間を過ごすことができる空間となりました。
こちらは2階のテラスで、室内からも楽しめるように配置しました。
掃き出し窓には折れ戸を採用したため、フルオープンしたときの開放感に優れています。一般的な引き違い窓と比べると、デザイン性のほか、「中と外」が緩やかにつながる印象をもたらしてくれました。晴れた日には、テラスに置いたダイニングセットでティータイム、風と太陽の光に包まれた楽しい時間が叶います。
また、夜になったら月や星の輝きのもとお酒を…。
時間帯によって違った使い分けができる魅力溢れる空間となりました。
ヨーロッパの邸宅を思わせる高級賃貸アパート
こちらは、高級賃貸アパートです。
オレンジ系の外壁材をベースとし、白の装飾でおしゃれなデザインです。アーチ状のエントランスにはアイアン素材の黒がアクセントになりました。
明るい雰囲気のなかにも落ち着いた高級感をもたらし、賃貸とは思えないようなデザイン性のある豪華な外観です。
窓ガラスには、複層ガラスと防犯フィルム、そして空気層という重なりとなる複雑な構造をしている「アルプラストワン」というドイツ製の防犯窓を採用しています。
ハイグレードな窓は、デザイン性が高いばかりではなく、「防犯性」という実用性も兼ね備えたものです。
参會堂の家づくりでは、デザインはもちろんですが、暮らす人の安全につながる防犯性にも目を向けた建材選びをしています。メゾネットタイプのアパートで、各居室のデザインも様々に設定しています。
カウンターキッチンとリビングを区切るように設けた壁には木目を採用し、そして繋がるように周囲よりも少し低くなっている下がり天井を設けました。色や素材を変えることで空間のアクセントとなり、デザイン性も高まります。
また、光沢のあるグレー系の床材、そして壁と天井は清潔感のある白。天井の一部に木材という暖かみを採り入れ、落ち着きのある空間となりました。
横浜の高級注文住宅は設計事務所に依頼を
高級注文住宅を建てるときにあってはならないのが「土地選びにこだわり過ぎて建物のデザインが簡素になること」、またはその逆で「建物のデザインは理想を詰め込み、土地にはこだわらない」という家づくりです。オーナー様の人生とともに歩む“家”ですから、建物のデザイン、そして暮らす環境となる土地選びにもとことんこだわるバランスが求められます。
そして、贅沢で癒される、唯一無二の空間を作ることが真の「高級注文住宅」と言えるでしょう。
横浜には、今回お伝えしたような高級住宅街がいくつもあります。
美しく整えられた街並み、地域に暮らす人がハイクオリティな環境なら、あなたが求める“最高の家”が建てられるでしょう。
高級住宅街の街並みに合う住宅を建てられるのは、設計事務所への依頼です。完全フルオーダーであなたが理想とするデザイン、理想とする生活を得ることができます。私ども参會堂は、これまでに多くのお客様の家づくりのパートナーとして、デザインを手掛けてまいりました。
参會堂には30年以上の経験を持つ建築家がおり、あなたの夢や希望を叶えることができます。私どもの設計力・デザイン力があれば、きっとお客様の人生がより豊かなものに…。「横浜の土地に家を建てたい」「でも、どんな家が自分に合うのだろう…」という完成イメージが定まっていない状態でもまずは私どもにお話をお聞かせください。
参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間
参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。
どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。
住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。
一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。