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インテリアの印象を左右する床のデザイン。床色が空間に与える効果を実例付きでご紹介。

インテリアの印象を左右する床のデザイン。床色が空間に与える効果を実例付きでご紹介。

建売住宅と違って、床の色や素材にまでこだわりを持てる注文住宅。自分好みのインテリアを追求して理想の空間づくりをしたいものですよね。

ただ、「床色や床の素材は種類が多過ぎてどう選んだらいいか分からない」「色合いやデザインに個性を追求したい」「床素材にこだわりたいけれどメンテナンスはどうすればいいのだろう…」など、床選びに不安をお感じになっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

床の色はお住まいの印象に大きな影響をもたらす大切な部分です。「何色にするか・どんな素材にするか」で、空間の印象はガラリと変わります。

これから長く共に過ごす床。「人気があるからこの色にしようか」「カタログで一目惚れしたからこれでいいかな」など、安易な決め方をすると後悔につながることも少なくありません。

とは言え、なかなか簡単に決められるものでもありませんよね。

そんなお悩みを持つ方に向けて、参會堂がこれまでに手掛けた施工事例を交えながら、床の色を決めるときにおさえておくべきポイントをお伝えしていきます。

床色の種類と空間に与える効果

住宅に使用される床色の種類は多岐にわたり、それぞれが持つ効果も異なります。それでは、空間の印象を左右する“床色”の代表的な色の種類と、その効果について見ていきましょう。

床に使用される代表的な色の種類

細かく分けると数百以上もの種類がある“色”ですが、家づくりで使用される色はそれほど多くはありません。

代表的なものが「ナチュラル」「ホワイト」「ブラウン」「ダークブラウン」「グレー」などです。

“明るい色にしたいな”や“落ち着いた色にしたい”というように、お住まいになる方の感性やインテリアとの相性も考えながら、色を決めなければなりません。

また、床色によって、壁紙や天井の選択肢も変わってきます。床は、ふだんは足元にあり、脇役のような部分かもしれません。

しかし、立ったときも座ったときも常に視界に入る部分です。内装のインテリアとの関係性も深く、実はお部屋の印象を司る“キーマン”的な存在なのです。

それほどまでにお部屋の雰囲気を変える部分ですから、直感力だけでなく、「どんな雰囲気になるか」という空間に与える効果も今一度チェックしておきましょう。

それぞれの床色が空間に与える効果

次に、それぞれの色が空間にどんな印象を与えるかをご紹介していきます。

自然の雰囲気となる「ナチュラル」

床材にフローリングを選んだとき、木の風合いをダイレクトに感じさせてくれるのがナチュラル色。

木目の美しい模様や、木が持つ温かな雰囲気があります。さまざまな家具や壁紙との相性が良い色です。

明るく華やいだ印象の「ホワイト」

ホワイトの床色には、“明るさ”や“清潔感”、“開放感”をもたらす効果があります。

光を吸収せずに反射してくれるため、空間全体が広々と爽やかに…。

どんな色の家具とも相性が良く、同系のホワイトでまとめると上品に、濃い色にすれば洗練されたスタイリッシュなコーディネートとなります。

空間に重厚感をプラスする「ブラウン」

ブラウン色はナチュラル色よりも色味が濃いものの、視覚的にはそれほど重い感じがしません。それでいて、重厚感があり、シックで落ち着いた空間になります。

ホワイト系の壁紙に合わせると濃淡がはっきりと生まれ、ブラウン床との相性はとても良いです。ブラウン系の家具を置くと、お部屋全体が温かく染まります。

落ち着きと高級感をもたらす「ダークブラウン」

ダークブラウンの床色は、空間全体を“高級感”と“上質さ”で満たしてくれます。

視覚的には重みのある濃い色合いですが、落ち着いた印象をもたらします。住む人の年代も選ばず、“高級感を演出したい”という方の床色にぴったりです。

クールな雰囲気になる「グレー」

ダークブラウンやブラウンよりも薄い色味のグレー。

視覚的には明るさがある反面、ホワイトやナチュラルと比べるとクールで洗練された印象です。

選ぶ家具次第で雰囲気が変わり、木製の家具を選ぶと温かみを感じさせてくれますし、黒やホワイトなどの単色の家具にするとクールな雰囲気になります。

素材によっても空間に与える印象は変わる

住まいに使用される床材は、さまざまなものがあります。

幅広い世代で人気があるのはフローリングです。ただ、ひとまとめにフローリングとは言っても、素材の違いで印象は異なります。

天然の肌ざわりと独特の木目が魅力の“無垢フローリング”、合板に木目の化粧シートを張り合わせた“複合フローリング”。

どちらも木目の模様が素敵なフローリングですが、無垢材には自然から生まれる独特で温かい印象が感じられます。

年月を経ることで生まれる変化は、劣化ではなく味わい深いものと捉えることができる素材です。

また、重厚感や気品が感じられる床素材は大理石です。光沢がある素材ですから、室内全体に豪華で華やいだ印象をもたらしてくれます。

“大理石”という床材そのものがおしゃれで魅力溢れるインテリアになるでしょう。壁紙や家具の効果もプラスされ、スタイリッシュにもエレガントにも演出できる床の素材です。

床色を決める際のポイントとは

お部屋の印象にも影響する床色ですが、決めるのは簡単ではありませんよね。そこで、次のようなポイントを意識してみましょう。

インテリアや空間との統一性

床は、お部屋の足元にありながら面積も広く、いつも視界に入る部分です。それでいて、テーブルやソファなどの家具のベースとなります。

床色もインテリアのひとつとして、空間全体の統一性を持たせることが大事です。

新築に向けて家具を購入する場合、床色と空間とのコーディネートも意識しましょう。こだわりながら選んだお気に入りの家具。どんな風に映えるかは、床色次第とも言えます。

デザインや色に統一性がなく、ばらばらになってしまうとミスマッチ感が拭えない部屋となるので注意しましょう。

カタログだけで決定するのはよくない

床色を決めるときに参考になるのがカタログです。

カタログの写真を見ると、色のイメージが掴めますよね。しかし、それだけで床色を決定するのはおすすめできません。

なぜなら、カタログの写真は小さく、それが部屋全体に広がったときにどんな印象になるかが分かりづらいからです。

それに、“風合い”や“肌ざわり”も確認できません。カタログ写真で同じに見える床色も、実物の色味や質感はだいぶ異なるものなのです。

常に足元と触れ合う床ですから、素材の質感が快適度を左右します。カットサンプルなどで実際に触れてみることも大事です。

お部屋の用途を考えた床色選び

どんな風に過ごすお部屋か…という用途から床色選びをするのもおすすめです。

家族の共有スペースとなるリビングダイニングなら、みんなで穏やかな気分で過ごせるようなライトな色合いを選ぶのもいいでしょう。淡い色合いは、テーブルセットや収納家具などとも合わせやすいという特徴があります。

ナチュラルカラーなら、リラックス効果を感じさせてくれます。同じく自然素材の家具を置けば温かい印象に。

リビングはもちろん、寝室や子供部屋にもぴったりです。さらに、ダークな色味やアイアン素材などをアクセントにすれば、スタイリッシュにも仕上げることができます。

また、「自分だけのかっこいい書斎にしたい」という方、「来客が多いからお洒落に見せたい」という方なら、ブラウンやグレーをダークの色味にすれば、洗練された空間づくりができるでしょう。

メンテナンスを考えた床色選び

「メンテナンス面を重視したい」という場合の床色の選び方もあります。

ほこりはほとんど目立たないホワイト系の床色は、髪の毛などの色の濃いものは目立ってしまいます。色のついた飲み物をこぼして放置してしまうと、変色してしまうリスクもあるでしょう。

ブラウンやベージュなどのフローリングなら、ほこりや髪の毛が色と木目模様に同化して目立ちにくいです。

また、大理石の場合、ライトな色合いでもダークな色合いでも、光沢や独特な模様によってあまり目立ちません。

床が特徴的な参會堂住宅の施工事例3選

これまでに参會堂が手掛けてまいりました住宅のなかから、優れたデザインの施工事例を3つご紹介してまいります。

乱尺張りが特徴的な無垢フローリングの床

乱尺張りが特徴的な無垢フローリングの床-1

ネイチャーオークフローリングと言われる無垢フローリングを使いました。不揃いのサイズのフローリングをランダムに張り合わせた“乱尺張り”です。

長さや色合いがバラバラなフローリングを組み合わせていくことで、それがデザインとなって独特な表情を作り出しています。クリームや薄いブラウンのような明るい色味もあれば、重厚感のある濃い色味も混ざっています。

また、それぞれに刻まれた木目の模様も世界にひとつだけの天然もの。それらを並べたことで、木が持つ本来の素材の味をまるでデザインのように取り入れることができました。

乱尺張りが特徴的な無垢フローリングの床-2

壁と天井の色には、床色との相性が良い白を選び、全体的に明るく気品のある空間となりました。

窓枠やカーテンも白く、窓の外に見えるアイアンの窓飾りの黒さが際立っています。キッチン側の壁は色を変えてアクセントに。白の明るい空間とのなじみのよい淡い色調です。

凹凸がなければ単調になりがちな白いドアも、扉本体のデザインにより“光”や“影”が表情豊かで、美しく存在感のあるインテリアとなりました。

キッチンの壁材にも、フローリングと同系色の明るいブラウンを取り入れました。ダイニングテーブルも木材にしたことで、フローリングとの相性が良いです。

床や壁、天井など全体的に白を基調にした色味で、少ない光でもぱっと輝くような明るい空間となっています。曇りの日や夜間には、ところどころに設置されたダウンライトの光が優しく照らしてくれます。

無垢フローリングとタイルの個性溢れるデザインの床

無垢フローリングとタイルの個性溢れるデザインの床-1

「カリン」の無垢フローリングと、ボーダータイルを組み合わせた床です。カリンという希少な銘木から生まれた無垢フローリングは、“硬さ”と“重み”が特徴的。

黄系および赤系の褐色の濃淡が美しく、何とも言えない美しい素材感があります。カリンならではの深みのある赤色。存在感と高級感に思わず惹きつけられる床色です。

普通に貼るだけでももちろん素敵な無垢材ですが、ヘリンボーン貼りにしたことで床デザインに変化をもたせました。貼り方の向きが変わっただけで、さらに重厚感が増します。

カリンの綺麗な色味とヘリンボーン貼りの個性溢れるデザインにより、ひと味違うセンスアップした空間になりました。

また、ボーダータイルは、参會堂の直輸入品です。私たち参會堂は、これまでの家づくりのなかで、素材選びにもこだわってまいりました。現地の建材を直輸入できるネットワークを持ちあわせています。

無垢フローリングとタイルの個性溢れるデザインの床-2

こちらのフローリングもカリンです。リビングはヘリンボーン貼りでしたが、エントランスには並行に貼っていきます。フローリングの継ぎ目が規則的に並ぶことで、奥行を感じさせてくれます。

カリンが持つ独特な赤みが一面に敷き詰められたことで、温かくもあり、ラグジュアリーな雰囲気も兼ね備えた床色となりました。

アンティークな雰囲気のあるシンプルなシャンデリア、そして壁掛けのブラケットライトから放たれたオレンジ系の光が、無垢フローリングに優しい色味をプラスしてくれます。

ライトが光っていないときももちろんですが、灯りに照らされたときの美しさも逸品です。

チーク材を使用した高級感溢れる床

チーク材を使用した高級感溢れる床-1

こちらは、チーク材の無垢フローリングと、参會堂の直輸入品のボーダータイルを使用しています。チーク材は、世界的に高級素材として知られている銘木です。

素材が持つ独特な油分により、艶のあるしっとりした質感があります。年数が経つほどに、その光沢と美しさが深まる魅力的なフローリングです。

淡く優しい黄系から茶系の色味のフローリング。

一部、ヘリンボーン貼りにし変化をつけました。「並行に貼った部分」と「ヘリンボーン貼りの部分」の境目には参會堂の直輸入品のボーダータイルを施しました。貼り方を変えることで、デザイン性が高まります。

リビングの上部は傾斜天井の吹き抜けとなり、開放的で広々とした空間となっています。

チーク材を使用した高級感溢れる床-2

ダイニングも、リビング同様にフローリングの貼り方を変えて意匠性を高めました。

落ち着いた色味のダイニングテーブルの先には、赤い壁面のキッチンを採り入れています。茶系の落ち着いた色味の床から繫がるように、ぱっと目を引く赤をアクセントに…。

高級感のなかにも、洗練されたデザイン性と華やぎのある印象となりました。

一部に、チーク材のパーケットフローリングを使用しました。ヨーロッパの伝統的な建築技法で、木片を寄せ集めて作られたパーケットフローリング。並べ方によって色の濃淡が美しいデザインを作り出しています。

既成概念にとらわれない参會堂のインテリア設計

家づくりにおいて、床色選びはとても重要なものです。空間全体の基調となる色を決め、そしてどんな色を混ぜ合わせていくかも部屋全体の雰囲気に影響します。

色味によって空間全体の印象が左右されるため、「どんな家具を置くか」「どんな過ごし方をしたいか」など方向性をイメージしながら考えなければなりません。

空間のイメージに合わせたフローリングの張り方

同じ系統の色の床でも、“素材”や“貼り方(フローリングの場合)”でも色味の印象は変わります。

私ども参會堂が建築においてモットーにしているのは“既成概念にとらわれないデザイン”です。

床は、普通に施工しただけでは、家具や内装デザインのなかに埋もれてしまう可能性があります。

今回施工事例でご紹介したように、「ヘリンボーン貼り」や「パーケットフローリング」など、一般的な貼り方にアクセントをもたせることで、床もインテリアのデザインとして映えるでしょう。張り方の違いにより、色調にも変化をもたらします。

素材の組み合わせでオリジナルなデザインをご提案

参會堂は、お客様が理想としている空間のイメージを引き出し、素材の組み合わせでオリジナルなデザインをご提案いたします。

床に使用する素材は、1種類ではなく、いくつかを組み合わせることでも個性が感じられます。フローリングに変化を持たせるためにボーダータイルを使うことがありますが、参會堂の独自のルートによる直輸入です。

一般的な技法では叶えられないような個性溢れる空間づくりを一緒にいたしましょう。お客様がイメージする空間に合わせたフローリングの貼り方も考えてまいります。

海外様式までも取り入れた設計が可能

参會堂はこれまでに海外デザインの住宅を多く手掛けてまいりました。

本場の海外デザインを導入するために、現地のパートナーとの連携もしており、“海外風”ではなく、“本物の家”の設計が可能でございます。

お客様がこれから人生を共にする大切なお住まいです。

「床色の種類が多くてどうやって選ぶべきか…」「自分が理想とする床色にはどんな家具が合うのだろう」など、カタログだけを見てもなかなか決められないかもしれません。

そんなときは、ぜひ参會堂にお気軽にお問い合わせください。

はっきりとしたイメージがなくても構いません。

参會堂が持つデザイン力と設計力、そして本物の素材選びと感性とともに、お客様が理想とする家づくりを一緒にしてまいりましょう。

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