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【理想の子供部屋】高級注文住宅の設計で用いられる子ども部屋の設計技術と実例

【理想の子供部屋】高級注文住宅の設計で用いられる子ども部屋の設計技術と実例

注文住宅を建てるとき「子供にのびのびとした暮らしをさせたい」とお考えの方も多いのではないでしょうか。楽しそうに遊んでいる子供の笑顔を見るのは、この上ない幸せですよね。

でも、そんな前向きな気持ちの一方で「子供部屋のデザインは難しそう」「結局使わなくなって物置化しないだろうか…」「子供部屋を作って家族との距離が遠くならないの?」など、さまざまな不安や心配もあることでしょう。

子供部屋はお子様の成長過程において、感性を育む大切な空間です。高級注文住宅と呼ばれる住宅だからこそ実現できる“こだわり”や“特別感”もあります。

今回は、お子様の心身の成長に深く関わる“子供部屋”について、実例なども交えながら優れた子供部屋の作り方をご紹介していきます。

子供部屋という空間がお子様にもたらす影響

子供部屋は、単なる部屋ではなく、お子様の感性を磨く場所とも言えます。

「勉強できればいい」「荷物を置く場所」「眠るだけ」という簡単な気持ちで設計するのではなく、子供が成長するうえでもたらされる影響も考えて作っていきたいものです。

子供の成長とともに、子供部屋の必要性が高まる

注文住宅の設計において、子育て中の親御さんが住まいづくりをするとき、子ども部屋について悩まれるケースは大変多いです。

赤ちゃんの頃から子ども部屋で眠る欧米の子どもたちと違い、日本ではご両親の寝室で一緒に寝るケースが一般的でしょう。そのため、特に未就学児の場合、「まだまだ使わない…」とお考えの親御さんも多いかもしれません。

また、最近、耳にするようになった“リビング学習”という言葉からも分かるように、子ども部屋があっても「リビングで宿題をする」というお子様も多くなってきています。

そのため、子供が小さいほど“子供部屋の必要性”を感じにくくなっているのかもしれませんね。

でも、そんな生活がいつまでも続くことはなく、いずれプライベート空間としての子供部屋は必要になるときがくるでしょう。

子供のデザインセンスを高められる空間に…

上質でデザイン性の高い空間で多くの時間を過ごすことができれば、子どもの“センス”を高めることにもつながってきます。

何の変哲もないシンプルでありふれた空間にいるよりも、こだわりや工夫が詰まった子ども部屋で過ごす方が表現力や本質を見抜く力にも通じるかと思います。

年齢によって違いはあるものの、子どもが育つうえで「自分の部屋」として長く過ごす空間であるため、子供の感性への影響は大きいのではないでしょうか。

“本物志向”にすることで、大人になったときに備わるデザインセンスに違いが感じられます。

子供部屋のデザインは、子供の成長過程を思い描きながら考える

年齢が低いお子様の子供部屋を作る場合、本人の意見ではなく親御さんのご希望や好みが詰まっていることが多いでしょう。

「女の子だからピンク」「男の子だからブルー」「楽しそうなイラストを散りばめる」など、色やイラストなどで楽しさを演出することもあるかもしれません。

しかし、あまりに奇抜な原色や派手なイラストを使うと性格に直結するリスクも考えられます。

確かに、子どもが小学生なら明るくワクワクするような空間に喜ぶかもしれませんが、成長するとともに「部屋が落ち着かない」とストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。

お子様らしさを演出するにしても、「薄い色でまとめる」「所々にお子様らしい色を散りばめる」などの方が飽きのこない部屋になります。

「壁紙は張り替えればいい」と思われるかもしれませんが、早いうちから落ち着いたハイグレードな空間にいることでデザインセンスや感性が高まります。成長過程を思い描きながら、デザインしていくことが大事です。

⼀般注文住宅と高級注文住宅の子供部屋の差

呼び方が同じ“子供部屋”でも、一般注文住宅と高級注文住宅では空間づくりに込められるこだわりに差が出ます。その“差”こそ、お子様が成長していく過程で育まれる感性にワンランク上のものが見られるのかもしれません。

一般注文住宅の子供部屋は、壁や天井は白いクロス、そして茶系のフローリング…という雰囲気でまとめられる感じが多いでしょう。

清潔感があり穏やかな印象にはなっても、色合いの合わせ方や素材、インテリアにあまりこだわることもなく、どこか見慣れたような感覚。

一方、こちらの写真は、参會堂のイタリアパートナーDOLFIの施工事例です。

イタリアパートナーDOLFIの子供部屋施工事例

部屋全体が白に近い淡い色合いで纏っているものの、そこには“品格”や“趣”が感じられます。

照明にもこだわりがあり、一般的にあるようなLEDのシーリングライトではなく、お部屋の雰囲気に合わせた上品なフロアライトを複数箇所に配置しています。

一箇所から集中的に灯りを放つシーリングライトと違い、優しい光のフロアライトは落ち着いた穏やかな気持ちが生まれることでしょう。

お子様が自分だけの空間で日々の安らぎを得られるような、そんな優しいイメージがあります。インテリアとしても、お部屋の雰囲気づくりに存在感を放っていますよね。

エレガントな印象のあるフレームで彩られた大きなウォールミラー。一般的な子供部屋では見ることのないような素材とデザインです。

思わず近寄ってみたくなる趣向やアイデアが散りばめられているのが高級注文住宅の子供部屋です。単に見た目だけの差ではなく、そこで過ごすことで素材や色合いの合わせ方、品質を見抜く力など、お子様のなかで磨かれる感性にも違いが出てくるでしょう。

高級注文住宅の優れた子供部屋の実例

それでは、次にこれまでに参會堂が手掛けてきた高級注文住宅の子供部屋の実例を3つご紹介していきたいと思います。

施工事例① 自然の素材が溢れる温かみのある子供部屋

自然の素材が溢れる温かみのある子供部屋1

片側の窓方向に緩やかな傾斜がある天井が特徴的な子供部屋です。

勾配天井を上手く利用し、天井の高い部分、そして少し下がった低い部分…というように空間のコントラストを楽しむことができます。

天井照明はあまり設けず、フロアライトを所々へ使うことで部屋全体が優しい光に包まれます。淡い色合いの内装に穏やかなフロアライトの灯りが馴染み、お子様もリラックスしてお部屋でくつろげるでしょう。

天然のコットン素材を使用したカーテンなどがあり、素敵な雰囲気のお部屋、そしてお子様の安全面にも配慮した窓ガラスです。

自然の素材が溢れる温かみのある子供部屋2

こちらの部屋は、同じ住宅の中にある、先程の子供部屋とは別の子供部屋となっています。

こちらはサイドの窓だけでなく、上方向からの自然光も確保するために傾斜には天窓を取り付け、お部屋の内装と同系色のロールスクリーンで日差しを調整することも可能です。

天井、壁紙、床…と淡くて上品な色でまとめていますが、入口のドアを濃いブラウンにしアクセントとなっています。

木製ドア、ソファーや額縁、シェルフなど、全体に木製素材のアイテムが散りばめられたお部屋です。天然木が持つ質感と温かみのある木目調のデザインが温かいなかにも、上質な高級感をもたらしてくれています。

施工事例② 参會堂の企画住宅「シェリーハウス」の子供部屋

参會堂の企画住宅「シェリーハウス」の子供部屋1

こちらは参會堂の新しい企画住宅「シェリーハウス」のモデルハウスの子供部屋です。

天井と壁はホワイトのクロスを採用し、全体的にすっきりした雰囲気にしました。

窓枠、ブラインド、棚なども白くまとめたことで、統一感も感じられます。

窓は、ドアのように開閉ができる片開き窓です。気密性が高い窓ですから、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせることでしょう。ブラインドにより、差し込む光の量を調整できます。

日差しが強すぎてブラインドを閉めても、お部屋全体が白系なので暗い印象にはなりません。

照明には、シンプルなデザインのシャンデリアを取り付けました。派手過ぎると子ども部屋にはマッチしないシャンデリアですが、こちらは可愛らしさやカジュアルな印象を与えてくれます。それでいて、華やかな特別感もあり、センスの良い空間にまとまっています。

ホワイトの棚も重々しい印象にならずに、お部屋全体が広々と開放感があります。フローリングに薄い茶系を取り入れることで、自然なぬくもりも感じさせてくれます。

参會堂の企画住宅「シェリーハウス」の子供部屋2

海外で人気のベビーベッドです。キリンのぬいぐるみに見守られながらスヤスヤ眠るお子様のイメージが伝わってきます。

このような家具も、そのまま置くよりもお子様が喜びそうなぬいぐるみや飾りつけがあると雰囲気がだいぶ変わってきます。

ベッドの枠の色は、お部屋に馴染むグレー系の色で、この写真のように濃い色にするだけで、少し引き締まりもプラスされます。

モダンなイメージになりがちな黒系の色合いも、全体的に優しい室内のなかにアクセント的に配色することで重々しさがない居心地の良さが表現された空間となりました。

施工事例③ 本場イタリアの洗練されたデザインの子供部屋

本場イタリアの洗練されたデザインの子供部屋1

こちらは前章でもお見せした子供部屋です。

どんな色とも相性の良い白、そして白にほんの少し赤みを加えたようなピンク…。白という中性色に赤みを帯びた暖色が適度に織り交ざっていて、全体的に目にも優しく穏やかな印象の空間となりました。

よくあるピンク色の子供部屋ではなく、デザイン性のあるまとまったカラーリングですね。

壁には“白”のモールディングを施し、シンプル過ぎない雰囲気に。子ども部屋でもチープな素材ではなく、“こだわり”を取り入れることで、優雅でエレガントな空間となり、お子様の感性も育まれていくことでしょう。

大人に近づいた年齢になっても過ごせるセンスの良い子ども部屋です。

本場イタリアの洗練されたデザインの子供部屋2

こちらの子ども部屋は、白をベースとしたなかにブルーを取り入れています。

“ブルー”は寒冷色と言われていますが、このようにベース色を白とした中に散りばめることで落ち着きが感じられる空間となります。

遊び心があるワイヤーデザインの照明を天井から吊り下げ、スタンドライトと同じデザインで設置しました。

個性が溢れて“自分だけの部屋”という子どもの感性も育んでくれそうです。

モールディングが施された壁に合わせるように、上質な素材のヨーロピアン家具も配置し、子ども部屋でありながら、そこにいるだけで優雅な時が流れるドラマチックなお部屋です。

子ども部屋を作るメリットとデメリット

そもそも子供部屋はあった方がいいのか…、という点で迷ったときには、メリット・デメリットにも注目してみましょう。

子供部屋を作るメリット

小学低学年の頃までは「ママやパパと一緒がいい」と言っていた子供も、いつしか「ひとりの空間が欲しい」と考えるようになります。

親御さんにとっては何とも言えない“寂しさ”がありますが、子どもが自分だけの個室を欲するようになるのは喜ばしい成長です。

親とも適度な距離感を保ち、自立心を育んでいくためには、やはり自分だけの子供部屋が必要と言えるでしょう。

子ども部屋は、お子様のプライバシーに対する意識を培うことができます。

成長と共に「誰にも邪魔されずに勉強や趣味を楽しみたい」「友達を呼んでゆっくり遊びたい」など、プライバシーを確保したくなる子供達にとって子供部屋は自分のテリトリーです。

自分の部屋を持つことで、快適に過ごすための整理整頓術も培われていきます。

自分の“プライバシーを守る”という意識が身に付けば、逆に周囲への配慮ができるようになるかもしれません。「人にはプライバシーがあるんだ」という認識は、自分だけの子供部屋を持つところから育まれていくでしょう。

子供部屋を作るデメリット

子供部屋のデメリットとして多くの親御さんが感じるのは「子どもと距離が生まれる」「親の目が届かなくなる」という点かと思います。

居心地の良過ぎる子供部屋になると、「リビングにいるよりも部屋で過ごした方が落ち着く」と感じるケースはあるかと思います。

また、子供部屋の配置によっては「子どもが知らないうちに外出・帰宅をしている」と親御さんの心配に直結するケースもあります。これは、玄関から子供部屋に直行できる場合にありがちなパターンかもしれません。

プライバシーを守るのは大事なことですが、リビングから離れた場所に子供部屋をレイアウトしたり、空間を区切り過ぎたりなど、お互いの存在を感じにくい間取り・空間づくりはデメリットを感じやすくなります。

しかし、設計技術の高さや工夫があれば、これらは改善が可能です。

設計力や発想力を持ったデザイナーに依頼できれば、お子様の自立心やプライバシーを育むと同時に、「適度にお互いの存在を感じ合える」「空間は別だけど繋がっているイメージ」が実現した子供部屋となるでしょう。

子供が巣立った後も使える後悔しない部屋作り

子供部屋を作るとき、「どんな部屋なら子供が喜びそうか」ばかりに気を取られて見落としがちなのが「子供が巣立った後」の使い方です。

注文住宅で子供部屋を作り、最終的に物置化しているケースは本当に多いです。

「物が置ける」という点はメリットに感じるかもしれません。しかし、納戸やクローゼットと違い、もともと部屋だったところに雑然と荷物を置くのは見た目的にも良いこととは言えないのではないでしょうか。

また、置く場所があることで不要なものを処分できず、物が溜まってしまうことも考えられます。家作りの段階では“子供のため”と胸が高鳴った素敵な部屋、それが最終的に“無駄なスペース”となってしまうのは残念なことです。

上手に活用する方法はいくつもありますが、できれば家づくりの段階で「巣立った後」も見据えておけば、失敗と感じにくくなります。

子供部屋の壁を取り払ってほかの部屋とつなげれば、大空間にすることもできます。何も手を加えず、書斎や趣味の部屋に使うのもいいでしょう。スクリーンを設置すれば、リビングとは違う映画鑑賞が楽しめるかもしれません。

ただし、子供が巣立った後に別の目的を見いだせても、そもそも生活動線があまりよくない配置だと使わずに放置されてしまうケースもあります。子ども部屋を作るときには、将来的な利用も視野に入れつつ、間取りや配置なども計画しておくことをおすすめします。

また、家づくりの段階で「子供の年齢が低く子供部屋の使用頻度が少ない」なら、初めは間仕切りのない大空間という方法もあるでしょう。

初めは多目的な空間とし、いずれ子供が使えるように、壁で仕切ればいいかもしれません。

そして、最終的に子供が巣立ったら再び壁を取り払って大きな空間に戻す…。子供の成長に合わせてさまざまな目的を持てる子供部屋となります。家を建てる時点で“子供部屋”という目的の部屋も、将来的な目線で設計すれば住まい手にとって後悔を感じさせることはありません。

参會堂は、子供部屋を「子供の感性が育つ場所」さらに「子供が巣立った後は新しい役割を担う場所」として、家づくりを行っています。

子供が巣立ったときは、子供との思い出を胸に抱きながらオーナー様の暮らしが豊かになることでいつまでも輝く住宅となることでしょう。

大事なお子様のための子供部屋についての想いを、私たち参會堂に、ぜひお聞かせください。

参會堂は、これまでに子供部屋の設計に長く携わってまいりました。オーナー様の想いを形にできるように、私たちの設計力と経験をもとにご尽力させていただきます。

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