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100年後も輝き続ける住宅デザインの作り方。本物への追求が設計の鍵。

100年後も輝き続ける住宅デザインの作り方。本物への追求が設計の鍵。

新しい家での新しい生活。スタートするにあたってこだわりたいのは、デザイン性や快適性ですよね。

住む人はもちろん、誰が見ても見惚れるような上質なデザインなら、いつまでも色褪せることのない輝かしい生活が待っている…、そんな感覚となりそうです。

でも、「優れた住宅デザイン」「良質な住宅デザイン」とは、いったいどんな住宅デザインのことなのでしょうか。

家を作る上で、頭では好みのデザインやこだわりたい部分のイメージがあるかと思います。

ただ、「それをどう表現したらいいのか分からない」「自分が考えているデザインは良質なのだろうか」「自分が思い描いたデザインを設計してくれる建築家はいるのだろうか」などの不安を感じる人もいらっしゃることでしょう。

優れたデザインの家の設計には、見た目を良く設計することはもちろん、住む人の暮らしの質まで向上させる工夫も必要となります。

住まう人の“未来像”もふまえた家づくりが求められるのです。

今回は、高級注文住宅の建築歴30年を誇る設計事務所「参會堂」が、より詳しい観点で輝き続けるデザイン住宅についてお伝えします。私どもが手掛けた優れた住宅デザインの施工事例もご紹介していますので、ぜひご参考ください。

優れたデザインの住宅が与える影響

優れたデザインの住宅がもたらす住む人への影響とは何でしょうか。

それは、「素敵な外観」「洗練された空間」という見た目を大切にしつつ、住む人の暮らしの質まで高められることです。具体的にどんなことか見ていきましょう。

最高の癒し空間を手に入れることができる

家は、住まい手にとってこの世で一番の癒し空間。優れたデザインの住宅をつくることで、最高の癒し空間を手に入れることができます。

仕事や学校、お友達との食事やショッピング、プライベートの用事など、私たちは毎日のように家以外の場所で忙しい時を過ごしています。そして、1日の最後に私たちを迎えてくれるのは“家”です。

疲れた日、嬉しいことがあった日、悲しいことがあった日…、いろいろな気持ちが織り交ざった1日も、家族との語らい、ひとりで読書、趣味を楽しむなどで癒されるでしょう。

安心できる場所があるからこそ、日々の生活に潤いがもたらされるのです。

優れたデザインで家を建てることによって、住む人にとってかけがえのない大切な空間をより良いものにしてくれるでしょう。

自分の想いを形にすることで生活が豊かになる

住宅は、施主様の人生を表し、これからの人生を歩むパートナーです。

“家”という生活の基盤にいろいろな想いを込めることで、生活は豊かになります。

注文住宅は文字どおり、住む人が自分の希望を注文して叶える住まい。この時点で、自分の想いは形にできたと感じるのかもしれません。

ただ、注文住宅には、完全自由設計の「フルオーダー」、ある程度のベースプランをアレンジする「セミオーダー」、そして建築会社で用意してあるプランの選択肢から選ぶ「規格住宅」と3つの種類があります。

セミオーダーや規格住宅も自分の好みのプランを選ぶことで希望が叶えられますが、建材の素材や窓の形など細部にこだわりを持てるのがフルオーダーの注文住宅と言えるでしょう。

これまで頭で描いていた理想の住まい、自分のこだわりや好みを反映するとき、経験豊富な視点で家を設計できる建築家がいれば、一層素晴らしい家となり生活が豊かなものになります。

家を建てることをきっかけに、「これからの人生がどうあるべきか」をご家族みんなのライフスタイルを見つめ直す方も多いでしょう。

住む人の想いが詰まった優れたデザインの家がそこにあるだけで、日々の生活に希望も沸いてきます。優れたデザインの家は、何十年も先の未来まで続き、家族みんなの未来を守ってくれるかけがえのないものになるでしょう。

建築家が作る優れたデザイン住宅の施工事例

私たち参會堂は、お客様が抱く想いを形にしたいという一心で、さまざまなデザインの住宅を手がけてまいりました。そんな建築家だからこそ描くことができた優れたデザイン住宅の施工事例を3つご紹介していまいります。

優れた住宅デザイン①

優れた住宅デザイン1

植栽を置ける広々としたテラスは、室内からも見渡すことができます。

南国を思わせるような存在感のある大きな植栽、そして鉢植えされた小ぶりの植栽など、どれもお住まいと調和する素敵なものばかりです。お庭の表情を華やいだものに演出してくれています。

室内からの眺めはもちろん素晴らしいですが、外に出てガーデンチェアーに腰掛ければ、太陽の光と心地よい風を感じながら眺望を楽しむこともできます。毎日でも外に出たくなるような、居心地の良いテラスです。

優れた住宅デザイン2

玄関の扉は素材の温かみを感じさせてくれる木目のデザインにしました。縦方向のラインが流れるように美しく、重厚感もある扉です。

左と右、対称的な2枚の扉から成る両開きの玄関扉は、両方を開けることで開放感が増し、お庭と一体化するような大空間となります。

玄関扉上部をアーチ状とした事で柔らかな雰囲気が感じられ、開口部の大きさは“非日常”を感じさせてくれる豪華さも兼ね備えています。

玄関の床は珍しい素焼きのテラコッタタイルにしました。土を焼き上げて形にした素焼きのテラコッタタイルは、自然の風合いをふんだんに感じさせてくれる素材です。

玄関の扉を開けたときに差し込む太陽光が優しく反射し、温かな輝きを放ち存在感が増します。タイルの表面に施された円形の模様には、玄関扉やテラコッタタイルと同系の茶色のほか、淡いブルーも混じっていてアクセントとなっています。

優れた住宅デザイン②

優れた住宅デザイン3

外観は、外構の緑と合わせたデザインにしました。横から見ると三角形が特徴的な切妻屋根、そして暖色系の洋瓦を使い、海外の街並みを連想させるような外観です。

窓ガラスは縦長の形を採用し、1階部分には等間隔で3枚、2階部分には1枚設け、切妻屋根の壁面に配置したバランスもとても良いです。

白く明るい色合いの壁面に暖色系の屋根、そこにアイアンの窓柵がアクセントとなりました。柵内に置かれた鉢植えは、季節が流れるとともに色とりどりの花々を咲かせ、お住まいの外観を造り出すポイントとなっています。

アプローチは、道路に近い部分に半円を並べて目地には芝生でアクセントを設けました。芝生で描かれた緑のラインは、お住まいの周りの植栽との相性もよく、柔らかな雰囲気で訪れる人を迎えてくれます。

優れた住宅デザイン4

テーブルやチェアー、ソファーとの色合いもマッチしたオレンジ色の六角形のタイル、そして黒く重厚感のある暖炉、背景となっているレンガ貼りの壁…というように、とてもバランスのよいデザインと配色となりました。外観と同様に、海外を彷彿させる印象のリビングです。

縦長の窓ガラスは縦方向へと奥行が感じられ、空間全体が広々としています。

優れた住宅デザイン③

優れた住宅デザイン5

土地の高低差を利用してできた住宅です。2階に設置されている玄関をくぐり住宅内部に入ると、下方向へと繫がる空間が広がり不思議な感覚です。清潔感のある白い壁面に、木製の玄関扉、緑の観葉植物がとても映えます。

細かな凹凸で模様が施された型ガラスをはめ込んだ玄関扉は、外から入る太陽光をふんわりと変化させ、柔らかな光が空間全体に拡がっていきます。

優れた住宅デザイン6

下階から玄関部分を見上げた様子です。上階と下階は吹き抜けでつながり、圧迫感のない広々としたスペースとなっています。ホールの壁面の上側には、大きい円状のFIX窓を採用しました。窓から入り込んだ外からの光は、空間全体に広がる白い壁面に反射し、穏やかで優しい印象となります。

視線が奥まで突き抜けるような蹴込み板のないスケルトン階段を設け、空間の横の広がりも感じさせてくれます。スケルトン階段は、開放感のある空間の雰囲気を損なうことなく、インテリア性を併せ持つ階段となりました。

窓枠や玄関扉などと同じく茶系の色味の踏み板、細くシャープな線で描かれた階段手摺りなど、白い壁や観葉植物の緑との相性もよく、全体的にまとまりが感じられます。

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色褪せない住宅デザインを作る方法

こだわりたい部分を明確にできれば、思い描く理想の住まいを形にすることができます。

ただし、「好きな色をたくさん散りばめたい」「最先端のデザインを取り入れたい」「インターネットで見た住宅デザインに似せたい」という表面上の想いばかり先行すると、いつしか飽きや後悔にもつながりかねないものです。

良質な住宅デザインとは、いつまでも色褪せず、そしていつまでも輝き続けることができる家ではないでしょうか。

設計段階から建築中、さらに住み初めてから長い期間を経ても気持ちが褪めることのないような住宅デザインを作る方法でおさえておきたいポイントを見ていきましょう。

本物と呼べる素材へのこだわり

色褪せない住宅デザインを作るなら、やはりこだわるべきは“本物の素材”です。優れたデザインは、素材にも深いこだわりが欠かせません。

最近の家づくりは、使う素材も多種多様となってきました。素材の種類は多岐にわたり、何かに似せたような“風”の素材ももちろん選択肢になるでしょう。

コスト面を重視するときには、本物ではなく、似せた素材を選ぶかもしれません。まるで本物のように見える素材感、そして低コストとなれば、何も問題なさそうに感じることでしょう。

ただ、注意したいのは、あくまでも“風”であって本物ではないことです。

たとえば、天然木材や自然石という本物の素材は、見た目や素材の質感は年数とともに深みを増していきます。長いときをかけて奥行のある変化にともない、いつしか愛着を感じさせてくれる素材となるでしょう。

自然派ならではの感性は、本物の自然素材だからこそ磨かれます。本物の素材にこだわり、変わりゆく様子を楽しみたい方も多いです。

しかし、“風”の人工的な素材で妥協すれば、新しいうちには美しく輝いて見えても、時間の経過とともに本物とは違う点が目立ってくることもあるでしょう。素材の変化を“老朽化”と呼ばざるを得なくなる可能性もあります。

本物と呼べる素材へのこだわりこそ年月が経っても色褪せない家づくりのポイントなのです。

周囲の環境と馴染む奇抜さの追求

家づくりにおいて、周囲の環境と馴染むことはとても大事です。完成した家は、建てた直後から数年後、数十年後…と長いときを超えてその場に佇まなければなりません。室内のデザインは外からは見えることはありませんが、外観デザインは多くの人の目に触れます。

外観は、住まう人や来客を迎える表情となるだけでなく、街並みの一部としてこれからも長く存在していくものです。個性を追求するあまり、街並みから極端に浮くような外観のデザインとならないような家づくりが求められます。

ただし「周囲の家々と似ている」「個性がなくシンプル過ぎる」となれば、それは優れたデザインとはかけ離れてしまうでしょう。そこで、良い意味での“奇抜さ”も追及し、デザインに個性を表現することも時には求められます。

参會堂はこれまでに築き上げてきた数々の豊富な経験をもとに、お客様が描く理想をそれ以上の形に設計してまいります。

私たち参會堂の技術力や表現力を形にし、お客様がこれからの人生を“家”とともにじっくりと育んでいけるような家づくりを考えています。

100年先を見据える長期的な目線

世界の長寿の家々と比べると、日本の戸建住宅は耐用年数が短いと考えられています。

家づくりにおける考え方は千差万別です。とにかくコストをおさえたい…という意識で注文住宅を建てようとすれば、自分のこだわりを反映することが難しくなります。

しかも、コストをおさえることは、耐久性がそれほど期待できない建材や設備を使わなければなりません。つまり、一般的に言う「寿命の短い家」となる可能性が高まるでしょう。

色褪せない住宅デザインでは、耐久性を重視した長期的な目線での家づくりがとても大事になってきます。これから数十年後、100年先まで長い期間、建てた家が長持ちしてくれることは嬉しいことですよね。

子ども世代、孫世代へとバトンタッチしても、住まう人々が笑顔でいられるような良質なデザインや設計ならそれを可能にしてくれます。

いつまでも色褪せない家づくりでは、デザインはもちろん、耐久性の観点からも素材を選ぶことも大切です。

「良質なデザイン」というと、はっと目を引くような美しさをイメージしがちですが、構造体を強固に保つための素材選びや、家を長持ちさせるための断熱性や気密性などの性能なども深く関わってきます。

広い意味での良質なデザインこそ、100年先も色褪せない家づくりにつながるのです。

本物のデザイン住宅は100年後も輝き続ける

本当に優れたデザインの家は、時を重ねるほど価値が増します。

見かけ上の素晴らしさはもちろん、素材ひとつをとっても厳選した“本物”だからこそ、何年経っても色褪せることがありません。

「流行っているから」「コストをおさえられるから」という今を重視したものではなく、100年後という長期的な目線での設計なら“色褪せない家づくり”を叶えてくれるでしょう。

参會堂はそんな家づくりをイタリアパートナーと行っています。イタリアをはじめ、ヨーロッパでは歳月を重ねても住宅としての価値が下がらない伝統的な家づくりが考えられています。

数十年という長い月日が経過しても、趣や魅力を増し、重ねた築年数を“古い”と感じさせることがありません。長い時をバトンで受け継ぎ、世代交代しても住宅としての価値を保てる家づくりがヨーロッパにおける考え方です。

参會堂は、イタリアパートナーとともに、現地の文化や建材を取り入れた本物の家を設計いたします。海外の家づくりのネットワークが構築された参會堂なら、あなたが理想とする住宅を提案することが可能です。

また、長期的な目線で住み続けるために重要なのは、住まいのちょっとした変化に気づける洞察力、そして建築家とお客様との長いお付き合いです。参會堂は家が完成した後も、お客様とのお付き合いを末永く考えています。

お客様とともにゼロから積み上げて作りあげた住宅には、私たちも愛着を抱いております。“家の完成”はゴールではなく、これからの物語のスタートです。

参會堂は、住まいのメンテナンスにかかわるアフターフォローも大切にしています。家の完成まで築き上げたお客様との関係がリセットされることはありません。お住まいに関しても悩みや不安はもちろんのこと、新しい家での住み心地や何気ない話などもぜひお聞かせください。

優れたデザイン住宅は、ふだんの暮らしの質を向上させるとともに、長く住み続けられるという安心感まで得られるでしょう。

これまで培ってきた豊富な経験や奥深いノウハウを知り尽くしている参會堂だからこそ描ける家づくりのストーリーがあります。お客様の家づくりにおけるお考え、疑問や不安などをお気軽にご相談ください。

私たち参會堂とともに、いつまでも輝き続ける“本物の家”を追求してまいりましょう。

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参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間

参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。

どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。

住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。

参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。

一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。

参會堂の事業「シェリーハウス」

参會堂の事業「クリニック設計」

参會堂の事業「賃貸設計」

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