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輸⼊住宅とは?海外デザイン住宅の建築歴30年の参會堂が解説【施⼯事例あり】

まるで海外の街並みにいるような、そんな異国感を味わうことができる“輸入住宅”。

海外の住宅には、「住んでみたい」という憧れを抱かせる不思議な魅力があります。

思わず見惚れるような外観や内装、素材や装飾などディティールへのこだわり…。輸入住宅での暮らしは、日本住宅とは違った個性や洗練されたデザインに包まれた期待に満ち溢れたものとなることでしょう。

しかし、一方で「日本で輸入住宅を建てるとデメリットが多いのではないだろうか・輸入住宅はデザインがおしゃれだけど海外向けの機能が日本でどう感じるのか・輸入住宅を建てる前に注意点はおさえておきたい」といった不安や疑問をお持ちの方も多いかもしれません。

住まい手はもちろん、道行く人々をも惹きつける魅力溢れる輸入住宅ですが、海外とは違う風土において建てる、つまり“日本に建てる輸入住宅”という点をふまえた家づくりが大切です。

今回は、海外デザイン住宅の施工歴が30年の参會堂が過去の施工事例を紹介しながら、輸入住宅を詳しくお伝えしていきます。

輸入住宅とは?特徴と国内住宅との違い

“輸入住宅”と聞いたとき、どことなく日本とは違う、おしゃれな外観を思い浮かべる人が多いでしょう。ただ、実際に自分が輸入住宅を建てるときには、ぼんやりしたイメージではなく、特徴を詳しく知っておくと安心です。

それでは、国内住宅との違いもふまえつつ、輸入住宅の特徴を見ていきましょう。

どんな家を輸入住宅と呼ぶ?

“輸入”ですから、もちろん海外から取り入れた住宅であることは言うまでもありません。

でも、海外から輸入したとは、いったいどんなことを指すのでしょうか。

輸入住宅には「海外の設計思想による住宅を、資材別またはパッケージで輸入し、国内に建築する住宅」という定義があるものの、実は厳密な基準が法律で決められているわけではありません。

分かりやすく言うと「海外の考えにより、海外の建築資材で日本に建てた家」が輸入住宅。

たとえば、青い海や青い空が映える真っ白な外壁材にダイナミックな三角屋根などが輸入住宅のデザインとしてよく見られます。

自然の素材感を大切にしながら描きだした住宅には、一度見ただけで記憶に残るような高いデザイン性が感じられるでしょう。

歴史的建造物のような佇まいのレンガ造りの家は、輸入住宅ならではの圧倒的な存在感です。その美しいデザインは、何十年経っても“味わい”や“なつかしさ”となって続きます。

また、輸入住宅でこだわりが感じられるのは、三角形や円形、四角形、アール壁といった“形への遊び心”。住まう人が楽しみ、そして「この家をいずれ子供に託そう」というような気持ちが随所に表れたデザインを持つのが輸入住宅と言えるでしょう。

輸入住宅の主なスタイル~ヨーロッパスタイルとアメリカンスタイル〜

輸入住宅とひとくちに言っても、見た目のデザインや間取りの特徴は、どの国の住宅を建てるかでそれぞれ異なります。

日本にも輸入住宅はたくさんありますが、大きく分けると「ヨーロッパスタイル」と「アメリカンスタイル」の2つになるでしょう。

【ヨーロッパスタイル】

ヨーロッパスタイルの代表的なスタイルと言えば“北欧住宅”です。

フィンランドやノルウェー、スウェーデンなどの北欧では、長く寒い冬でも快適に居住できるように断熱性能が備わった家づくりが設計思想にあります。白系のシンプルな外観、そして素材の温かみのある風合いによって落ち着いた表情を持つスタイルです。

そして、夏には強い日差しが特徴的となる南欧が発祥の“南欧住宅”では、暑さを遮る工夫を施したカラフルな瓦屋根や白い色合いの外壁が特徴的です。見た目の可愛らしさはもちろん、いかに暑さを家に取り込ませないかという断熱性能にもこだわっています。

そのほか、古くから受け継がれた伝統的な工法と重厚感のあるレンガが特徴的な“ブリティッシュ”、クラシカルで高級感のある石造りが特徴的な“イタリアネイト”などもヨーロッパスタイルの種類です。

【アメリカンスタイル】

アメリカンスタイルのなかでも、ワシントンやオレゴン、モンタナなど、北米が発祥となった“北米スタイル”が輸入住宅のなかでも人気があります。アメリカを開拓したイギリス移民によって発達した住宅です。

木質系の細長いサイディングを重ねた“ラップサイディング”、屋根についたアクセントとなる“ドーマー窓”、玄関ポーチからテラスに伸びるような屋外空間となる“カバードポーチ”などの特徴が見られます。

緑の木々や青空の大自然にマッチするような温かみが感じられると同時に、重厚感や存在感もある住宅です。

輸入住宅ならではのメリットと魅⼒

海外の思想をもとに日本で建てられた輸入住宅には、“海外発”ならではのメリットがあります。どんな魅力があるか見ていきましょう。

内装・外装のデザイン性の⾼さ

輸入住宅の大きな魅力は、なんといってもまず一番にデザイン性の高さになります。

それぞれの国によって違う気候や風土のもとに発展を遂げた建築スタイルですから、ひとくちに輸入住宅と言ってもデザインは多彩です。

国によって重んじる部分はそれぞれに異なるものの、日本住宅では見られないような、輸入住宅だからこその高いデザイン性を叶えることができます。

たとえば、内装や外装に取り入れられるアクセントに目を向けてみてください。

部分的に素材や色を変える“アクセントウォール”、芸術的な飾り棚として使える“ニッチ”、柔らかな曲線で描く“アール壁”、素材の陰影だけで表情を生み出す“モールディング”、洗練された印象をつくりだす“アイアン素材”、シンプルな中にも美しさが感じられる“框デザイン”。

ひとつの素材や色だけでは単調になってしまうところ、アクセントで変化を持たせることで高いデザイン性へとつながります。

また、国によって内装や外装の傾向も異なり、歴史や伝統を感じさせてくれるスタイルもあれば、カラフルで可愛らしい温かみを感じさせてくれるスタイルなど、発祥の国によってさまざまな表情を楽しむことができるのが輸入住宅の良さと言えるでしょう。

機能性の高さ

国内住宅と大きく異なるのが「工法」です。日本では、柱や梁を組みながら壁をつくっていく木造軸組工法が主流となっています。

一方、輸入住宅では、規格化された角材を使う“2×4(ツーバイフォー)工法”、6枚のパネル面で家を支える“パネル工法”が主な工法です。

どちらも耐力壁により“面で支える”という工法のため、揺れや刺激から守る耐震性と耐久性にも優れた構造となるでしょう。

また、輸入住宅では縦長で大きな窓が取り付けられることも多いです。外観におしゃれな印象を与えてくれると共に、光や風の取り込みやすさも叶える実用性も兼ね備えています。

間取りの広さ

輸入住宅の魅力として注目したいのは“ゆとり”です。輸入住宅では仕切りが少なく開放的な間取りもよく見られます。

これは“オープンプランニング”と言って、キッチンやリビングなど家族が共有できる空間をひとつに考えた設計です。

友人や知人を家に呼ぶ習慣のある海外ならではこその住宅設計と言えるでしょう。

仕切りのない部屋は空間同士が繋がりを持ち、実際の広さ以上の開放感を得られるのも魅力です。

輸⼊住宅のデメリットと注意点

日本住宅とはひと味違うデザイン性、開放的な間取りや耐震性を持つ工法など、海外発の家づくりには日本住宅とはひと味違ったメリットも多いです。しかし、一方ではデメリットと言わざるを得ない注意点もあります。

ただ、あらかじめ「デメリットを知る+対策をする」という点に気をつけることで、輸入住宅の魅力を得られる素敵な家づくりができます。

輸入住宅のデメリット

まず、輸入住宅のデメリットについてお伝えします。対策とともに見ていきましょう。

さきほどもお伝えしたように、輸入住宅の大前提が「海外の資材を使った家づくり」です。

しかし、海外の資材の入手は難しく、かつ簡単に誰でも施工ができるわけではありません。それは、建築中はもちろんのこと、家を建てた後のアフターメンテナンスにも言えることです。

使い方やお手入れによって一概には言えませんが「壊れた・劣化した」と不具合が生じれば、もちろん早めの対応が必要です。しかし、海外からの輸入となるため、部品ひとつ入手するのも簡単ではないのです。しかも、部品を手に入れても誰でも簡単に直せるわけではありません。

「取り寄せに多大な時間を要する」「日本の建材で代用する」などと、せっかくの輸入住宅の良さが半減するのは残念なことです。

アフターメンテナンス面を考えると、取り寄せに独自のルートを持ち、建築後のメンテナンスへの対応力にも優れているようなメーカーに頼むことが大事です。

輸入住宅の注意点

次は、輸入住宅を建てる上で、あらかじめ注意しておきたいポイントについて。

海外からの輸入を伴う住宅ですから、価格は為替の影響を受けやすいことに注意しましょう。

円安が進んでいる時などの建築時期によっては、建材の価格が高くなる可能性もあります。

価格的な面に関しては、消費者目線では分からない部分が多いでしょう。価格が安いと思っていたら、実は建材の輸入が一部だけ…。そんな背景が隠されていては大変です。お伝えしたように、ほとんど日本の建材で建てられた家は“海外風”であって、本来求めていた輸入住宅とは言えなくなってしまいます。

また住宅は、デザインを手掛ける人の設計力や、現場で施工していく職人さんの腕…などによって完成するものです。「海外から輸入した建材」を使っているからと言って、理想的な輸入住宅になるかと言えば、設計力や施工力によっては仕上がりに差が出ます。

輸入住宅の施工実績に乏しい施工会社に依頼した場合、一見“海外風”の住宅ができても、海外の住宅の寄せ集めのようなチープなデザインとなることもあるでしょう。

海外の良きデザインを反映させるためにも、施⼯実績のあるメーカーを選ぶことが求められます。数多くの輸入住宅を手掛けている設計会社なら、細やかな配慮とともに納得の輸入住宅を建ててくれるでしょう。

ヨーロッパスタイル輸⼊住宅に強い参會堂の施⼯事例

参會堂はこれまでにたくさんの輸入住宅を手掛けてまいりました。今回は、ヨーロッパスタイルの施工事例のなかから、3例ご紹介します。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例①

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例1-1

優しく淡い色味の塗り壁に、明るいオレンジ色の洋瓦の切妻屋根です。まるで南欧に佇んでいるような温かみのあるデザインとなりました。

アプローチの一部のタイルにもオレンジ色を使用し、建物とのまとまりが感じられます。植栽の緑が映える、美しい外観の輸入住宅です。

縦長の長方形の窓をバランス良く並べ、個性溢れる外観になりました。

窓に色とりどりの華やかさをプラスするウィンドウボックスは、ヨーロッパ住宅を彷彿させるアクセントです。オーナー様が室内側から楽しめるのはもちろん、お外を通る人たちの心も和ませてくれそうですね。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例1-2

構造は、木造枠組壁工法のひとつとなる「2×6(ツーバイシックス)工法」を採用しています。2×4(ツーバイフォー)工法よりも大きめの角材を使うことでさらなる強度を実現した構造です。壁や床には厚みが確保され、耐久性や耐震性、断熱性なども高まります。

またドア枠には厚みをもたせたケーシング枠を施し、重厚で洗練された印象にしています。

そのほか、タイルやアイアンなど、装飾性の高い部材を各所にちりばめ、全体的にクラシカルな雰囲気となりました。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例②

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例2-1

こちらのお住まいも、木造枠組壁工法の2×6を採用しました。

落ち着きと重厚感のあるブラウンの洋瓦を使った寄棟屋根です。アイボリーの淡い色合いの塗り壁は、家の周りの植栽を鮮やかに引き立ててくれています。

南国の景色を思い起こさせるリゾートのような樹木を植え、輸入住宅の雰囲気にもマッチする素敵な外観となりました。

また、ガレージの上部の壁には石張り、ガレージ扉には木製扉を施しました。2階の窓の一部に唐草模様のアイアンを取り付けエレガントな雰囲気を演出しました。

輸入住宅では、このように外観に異なる素材や装飾をアクセントとするデザインが多いです。屋根や外壁とのトータルコーディネートが叶えられた外観となりました。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例2-2

内装はヨーロッパスタイルがベースになっています。ヘリンボーン貼りのフローリングの周りにラインタイルを見切り材とし、そしてタイルを施しました。「フローリング」と「タイル」という異なる素材も、シンプルで上品なラインタイルのおかげでまとまりが感じられます。

また、全体的に“木”の色合いを大事にしたインテリアにまとめています。

化粧梁は、室内の装飾性を高めるとともに、輸入住宅が持つ耐久性もしっかりと感じさせてくれる存在となりました。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例③

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例3-1

こちらも、木造枠組壁工法となる2×6工法を採用しました。屋根には、円柱の三角屋根と切妻など様々な形状で構成しました。

アプローチには淡い色味の自然石、ガレージには斜めのラインが個性的な木製扉を採用。

黒く重厚感のある門扉、温かで上品な色味の外壁、モールディング装飾、ブラケットライトなど、ヨーロッパスタイルでよく取り入れられるデザインを各所におりまぜました。

建物の外観と外構にまとまりをもたせたコーディネートです。まるで海外に舞い込んだかと思わせるような豪華で美しい邸宅です。

参會堂が建てる輸入住宅の施⼯事例3-2

鏡面仕上げの大理石の床により、空間全体が輝くような美しさです。

ケーシングを散りばめたデザインにより、ヨーロッパを彷彿させるクラシカルで上品な雰囲気に仕上がりました。

曲線で描かれた階段と吹き抜けに、アーチの垂れ壁。光と風の通り道を確保できるゆとりを持ちつつも空間ごとに区別されたデザインです。

国内住宅では見られないような、輸入住宅ならではの美しい空間の繋げ方となりました。

⽇本に輸⼊住宅の住まいを持つ選択

デザイン性や機能性に富んだ輸入住宅を見ると「こんな家に住めたら…」と心躍るような感覚へと導かれる方も多いでしょう。

ただ、日本で輸⼊住宅を建てるのはハードルが⾼そうと感じる方は多いです。

憧れや期待に満ち溢れた気持ちで輸入住宅の家づくりを進めても、中途半端になったり完成した後に後悔の念を抱く方もいらっしゃいます。

「海外の建材の輸入・海外で発展した建築への思想」これらが成立しなければ本物の“輸入住宅”とは言えません。

それを叶えてくれる施工会社は数多くはないものの、しっかりとしたメーカーを見極めて依頼すれば、⼼配することはないのです。

私ども参會堂は、これまでに海外デザインの家づくりを30年行ってまいりました。海外の思想から完成したデザインを叶えてくれるのは、やはり本物の素材だけです。

参會堂には、海外資材の輸入の販路が備わっており、ときには現地のデザイナーともタッグを組むことも。本物のヨーロッパの家づくりを日本でも叶えられる体制が整っているのです。

「本物の素材で本物の家を…」、私どもはお客様の思い描くイメージを形にし、家づくりへの熱い思いを共有してまいりたいと考えております。まずは、輸入住宅への高まる気持ちを共にお話しませんか。

また、本物のフレンチデザインを東京という街並みで実現できる「シェリーハウス」のプランもございます。輸入住宅と言うと「広い敷地がなければ難しいのでは…」とお考えの方もいるかもしれませんが、敷地面積やご家族構成に合わせたさまざまなプランがございます。

詳しくはぜひご相談ください。

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