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建築

高級住宅のこだわりキッチン施工事例3選。輸入キッチンと国産キッチンの違いとは

住まいのなかでも使う頻度が高いキッチン。

近頃は、リビングにいる家族とともに過ごせるリビングと一体化しているキッチンが主流となってきました。

キッチンのデザインもさまざまですが、海外の高級感あふれるキッチンのように見ているだけで心惹かれる場所が自分のものになれば、至福の毎日が送れることでしょう。

ただ、ほかとは違った華やかさがプラスされたキッチンに憧れを抱きつつも「スペース的に実現できるだろうか」「どんなレイアウトを選ぶべきか迷っている」など、不安を抱えているという方もいらっしゃるかもしれません。

高級注文住宅で見られるキッチンは、一般的な住宅のキッチンとはいくつかの差があります。

今回は、参會堂が長年にわたって高級注文住宅を作りあげたなかから3つの施工事例、そして輸入キッチンと一般的なキッチンとの違いについても、お伝えしていきます。

高級注文住宅のキッチン施工事例3選

参會堂がこれまでに30年間高級注文住宅を建て続けてきたなかでも、特に優れている高級住宅のキッチンの施工事例を3つご紹介いたします。

個性的で表情豊かなコの字型キッチン

個性的で表情豊かなコの字型キッチン1

まず一つ目ですが、こちらのキッチンは、イタリア「Astra社」のキッチンを採用しました。

シンクは窓側、作業スペースはダイニング側を向いた「コの字型」の形状のキッチンです。

ダイニング側にはカウンターを設けました。

シンクからカウンター、カウンターからコンロ…と三角形の動線でスムーズに動けるような、ゆとりあるキッチンスペースとなっています。

日中は窓から差し込む太陽の光、夜にはダウンライトの穏やかな光がキッチンをふんわりと明るく包み込んでくれるでしょう。

天然木の扉は、ベールグリーンの優しい色合いです。花柄デザインのつまみタイプの取っ手は、木製の扉との風合いがマッチしています。

個性的で表情豊かなコの字型キッチン2

モザイクタイルや柄タイルをラインに貼った壁面はカウンターと一体となるデザインです。

カウンターの緩やかなラインに合わせるように、天井と壁をデザインしています。

直線や角が多すぎるとクールな印象となってしまいますが、こちらのお住まいのキッチンは曲線がふんだんに使われ柔らかなイメージです。

レンジフードも個性溢れる丸みを帯びた形状。キッチン全体の雰囲気との相性がとてもよく、高級感を醸し出しながらも暖かで優しい空間づくりを演出しています。

アイアンがアクセントのペンダントライトを吊り下げたことで、“照明”としての役割はもちろん、アンティークなインテリアとして目を和ませてくれます。

吊戸棚のデザインガラスに描かれた花やアイアンのラインは、控えめながらも個性的です。

レイアウトに工夫を効かせた高級感のあるキッチン

レイアウトに工夫を効かせた高級感のあるキッチン1

こちらのキッチンのレイアウトはオーナー様ご自身で考えられたデザインです。

面材には框のついたデザインを取り入れました。面材ひとつひとつの縦横のラインが陰影を生み出し、美しい表情となっています。

吊り戸に仕込んだ照明器具により放たれた柔らかな光、吊り下げられたシャンデリアによる優美な光…。折り上げ天井による立体感のある空間へと広がる様子が芸術的です。清潔感のある“白”の美しさが一層光ります。

壁面には細かなタイルを施しました。白をベースに、淡いオレンジやグリーンを混ぜた、規則性のないランダムな配色です。

とてもナチュラルな風合いで、キッチン全体の白い雰囲気とマッチしています。

レイアウトに工夫を効かせた高級感のあるキッチン2

キッチンと対照となるように、ダイニング側にも折り上げ天井が施されています。折り上げ天井の形状に映える長方形のシャンデリアから放たれる光がとても神秘的です。

天井や窓枠、シャンデリアの形状、床材に施された模様などが直線で描かれる中、丸みのあるダイニングテーブルの曲線が生むコントラストにより、柔らかな印象が演出されています。

大理石の床材は外から差し込む自然光を受け、控えめながらにもダイニング全体の雰囲気を穏やかに包んでいる様子が感じられます。

デザインと利便性を兼ね備えたL型キッチン

デザインと利便性を兼ね備えたL型キッチン1

最後にご紹介するのは、L型の形状で中央カウンターを設けたキッチンです。

シンクは、お客様の動線を考慮し、キッチンに2つ、カウンターに1つというように各所に設けました。複数の人がキッチンに立ってもゆとりのある使い心地です。

全体的に白い雰囲気のキッチンに、真鍮の水栓金具の金色がアクセントとなっています。キッチン扉や戸棚の取っ手部分にも金色が散りばめられ、控えめながらも存在感のある配色です。

ダイニング側を向いている吊戸棚には、格子ガラスの扉を全面に設けられています。ガラスで透けることで視界も通り、無地の扉で覆われるよりも圧迫感がありません。

デザインと利便性を兼ね備えたL型キッチン2

特注のワークトップで、インテリアと合わせた色合いになりました。キッチン側、ダイニング側の天井は折り上げ天井とし、立体的で広がりのある雰囲気を作りだしています。

オーブンや冷蔵庫など生活感が出てしまいそうな家電も、壁全体に収納させるように埋め込む形となり凹凸がなくすっきりとした印象です。

キッチン側とダイニング側にはそれぞれシャンデリアが設けられ、数ヶ所に埋め込んだダウンライトの光、窓から入る光が全体的に広がりゆったりとした空間に。

白や淡い色をベースにしたシンプルな配色ながらにも、シャンデリアや大理石、おしゃれなダイニングテーブルなど豪華なインテリアにより高級感のあるキッチンとなっています。

輸入キッチンと国産キッチンの違い

輸入キッチンを採用することで高級感のあるキッチンを作りだすことができます。見た目の雰囲気からも分かるように、輸入キッチンは一般的なキッチンとは違った特徴が沢山あります。

海外パートナーを持つ参會堂が海外と日本における“家づくりにおけるキッチンの考え方”から読み取れるデザインやレイアウトの違いについてご紹介していきます。

デザインの差

海外の輸入キッチンは、国内キッチンと比較するとデザイン性の高いものが多いです。

日本でも、モダンでスタイリッシュなデザインのキッチンは増えているものの、凝ったデザインのものは少ないのではないでしょうか。

たとえば、輸入キッチンでよく見かける“モールディング”と呼ばれるデザイン。

モールディングとは、壁や天井、家具でよく見られる意匠性の高い装飾のことです。

直線や曲線だけで陰影をつけることで、シンプルな建材に高級感がプラスされます。

輸入キッチンにはモールディングが施されていることも多く、単調になりがちな素材が豪華な雰囲気になります。アンティーク調やカントリー調など、一見するとキッチンには見えない家具のようなデザインのものも多いです。

国産キッチンが輸入キッチンと比べてシンプルなのは、日本におけるキッチンの歴史をたどると紐解くことができます。

かつての日本ではキッチンのことを「台所」と呼び、調理をするためだけの場所として独立した部屋という考え方が一般的でした。

その後、リビングとキッチンがひとつの部屋になった「LDK」という間取りが主流となったものの、主役はキッチンよりもリビングと言えるでしょう。そのため、リビングのデザインを重視しがちなのかもしれません。

レイアウトの差

国産の場合、規格内におさめられたシステムキッチンが主流ですが、輸入キッチンはオーダーメイドで仕上げられるスタイルが多いです。

レイアウトも、間取りに合わせてフレキシブルに対応ができるのが特徴の一つです。

キッチンスタイルと言えば、日本では対面キッチンを採用する人が増えています。

料理中でもリビングの様子が見え、会話ができるという点が魅力ですが、施工面積に余裕がないと狭くなることも。そこで、部屋を広く使いたいという理由で壁付けキッチンを選択される方もいらっしゃいます。

対面キッチン、壁付けキッチンのどちらにしても、一般的なキッチンでは近くにダイニングテーブルを置くというスタイルが多いでしょう。

海外でのキッチンは「オープンキッチン」というイメージ。アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなどの対面型を選んだときでも、軽食はもちろん、昼食やディナーも食べられるほどのゆとりのあるカウンターを設けます。

壁付けのレイアウトにした場合は、作業台と食事スペースを兼ねた大きなカウンターを設けることで、キッチンとの統一感が生まれます。

考え方の差

輸入キッチンと国産キッチンには、そもそも考え方に大きな違いが存在しています。

国産の一般的なキッチンの場合、主に求められるのは“機能性”です。家事動線を意識した形状、使いやすい配置、便利な機能…など、“調理をしているとき”に焦点をあててキッチン選びが考えられます。コンロや調理台、収納などが「システムキッチン」として組み込まれたものを選んでいくスタイルが一般的です。

注文住宅でキッチンを選ぶとき、やはり「収納力はどうなのか」「お手入れのしやすさ」などを気にする方も多いでしょう。施工会社がある程度セレクトしていた選択肢のなかから、自分の要望に合ったものを見つけるのが日本のキッチンの選び方と言えるかもしれません。

一方、海外では国内の考え方と異なり、機能性よりもインテリア性を重視しています。

基本的に、キッチンは「人に披露する場所」と考えられ「リビングの延長線上にあって調理のために使うスペース」というよりも、リビングの一部分として存在感を放つイメージです。

キッチンにもインテリア性を重視しますから、ソファーやテーブルなどの家具とのトータルコーディネートをします。「人と一緒では面白みがない」「誰かに自慢したい」というように“キッチンへの強いこだわり”が感じられます。

もちろん、調理をするスペースとしても重要ですが、キッチンを使っていないときでもリビングの一部に染まるようなデザイン性が重視されます。海外でのキッチンは、自分らしさを演出する”家具”なのです。

デザイン性が高く使い勝手の良いキッチンにするコツ

高級感が溢れるキッチンを家づくりに取り入れたいとき、まずは注目したいのはデザイン性の高さ。見惚れるような凝ったデザインのキッチンは、インテリアとしては満足のものとなるでしょう。

ただ、実際に生活していく中では、使い心地が伴わなければ不便や不満に繋がってしまう恐れもあります。デザイン性が良く、なおかつ使い勝手の良さも実現するためのコツを紹介していきます。

素材にこだわりを求める

デザイン性を重視したキッチンにするには、まずは素材にこだわりましょう。

キッチンを家具のように捉える海外では、素材の違いで個性を演出しています。

たとえば、木の風合いが独特の「無垢材」。合板では感じられないような“優しさ”や“温かみ”を叶えてくれます。木目のようなデザインをプリントした“木目調”のシートや化粧板などでは、叶えられない本物の質感と言えるでしょう。年月が経ったときに変化する風合いは、自然木ならではのものです。

また、キッチンで作業するときの台となる“天板”の素材にもこだわりましょう。常に手に触れる箇所ですから、質感の良さからも選びたいところです。

一般的なキッチンの天板と言えば、ステンレスやセラミック、人工大理石などが代表的です。そのほか、デザイン性の高い天然石やタイルといった素材もあります。

輸入キッチンでは、天然石を天板に用いるケースが主流です。天然石には「水分が染み込む」という特徴がありますが、吸水性の低い御影石を天板に使うことも多いです。

自然が織りなす模様はひとつひとつ異なり、本物の素材感に触れることができるでしょう。

ゆとりのある空間に

高級感のあるキッチンは、素材やデザインなどのディティールにまでこだわりを持つことで生まれます。

ただ、インテリアとして“魅せるキッチン”でありながらも、本来の目的は調理を行う場所です。作業のしやすさを実現するためには、ゆとりを確保することが大前提です。

そこで、「どんな風に作業をするか」を頭で描きながら、サイズ感を考えましょう。

レイアウトを決める際にも、動線をイメージすることが大切です。キッチンとカウンターを平行に並べたときには、間隔を広めにすることでスムーズな動線となります。

作業台とテーブルを兼ねた広いカウンター。
複数人が動いても圧迫されないような通路幅。

ゆとりのあるスペースにより、キッチンの使い心地も格段にアップします。

また、収納に関しては容量が少な過ぎると、後から置場に困って雑然としてしまう可能性があります。どこに何を置きたいか…というイメージを明確にし、ゆとりを持って決めましょう。

空間全体のトータルコーディネートを

輸入キッチンを見たときに、国内キッチンにはない“豪華さ”や“インテリア性”を感じるのは、キッチンにも個性が溢れているからでしょう。

リビングの内装は、アクセントウォール、モールディングなどを施せば遊び心や個性が演出でき、キッチンにも同じようなデザインを取り入れることで、空間全体がまとまります。

一般的なキッチンでは、白や淡いカラーを基調とすることが多いですが、キッチンにもオレンジや黒、青などのカラーを取り入れるのも個性的です。壁には、モザイクタイルやレンガ素材など、異素材を部分的に施すことで空間に彩りを添えてくれるでしょう。

また、照明器具や天井のデザインをダイニング、リビングと合わせることで一体感のあるつながりが実現します。キッチンにもシャンデリアやアンティークな照明器具など、インテリアとしての空間を意識することが大事です。

キッチンだけが異空間とならないよう、住まい全体のトータルコーディネートをしましょう。

高級住宅のキッチンはインテリアの一つである

日本でのひと昔前のキッチンと言えば、「料理を作るための場所、お客様から見えないように」と隠すべき存在の考え方が一般的でした。

今でこそ対面キッチンが主流となりつつありますが、まだまだリビングとは同じ空間であるのにも関わらず、見た目はそっちのけで機能性を重視していることが多いかもしれません。

高級住宅のキッチンには「見せるインテリア」という概念があるため、十人十色のキッチンができあがります。面材や取っ手、壁面、タイル、照明器具など、あらゆるものが住まい手の理想やアイディアから生み出されていくのです。

動きやすさや収納のしやすさなどに直結する「ゆとり」も重視され、料理中の心にも穏やかな気持ちが生まれる作りとなっています。

ただし、“インテリア性”ばかり意識すると、使い勝手が悪くなったり、方向性がずれてしまったりなどの問題点が後から出てくるかもしれません。住み始めてから「理想とは違ってしまった」となれば、せっかくの家づくりに少しばかりの後悔を残す可能性も考えられます。

インテリア性はもちろん、本来、キッチンに求められる機能や動線などもふまえて作りあげなければなりません。

そこで求められるのが、発想力や設計力です。

参會堂は、これまでにたくさんのオーナー様の想いを形にしてまいりました。家づくりは、人生において何度も訪れるものではないため、オーナー様ご自身も迷いや不安を抱えられています。思い描く理想像があっても、どこか上手く言葉にできないというケースもあるでしょう。

私たち参會堂は、まずはお客様のお話にゆっくりと耳を傾けるところから始めたいと思っております。ほのかなイメージも、一緒にお話をしていく中で、参會堂がお客様の理想に近づけてまいります。是非お話をお聞かせください。

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