ふだんとは違った“非日常”を味わいたいからこそ、別荘を建てるなら洗練さと高級感を併せ持つモダンスタイルにしたいと考える方も多いはずです。
無機質な素材やシンプルな色使いによるシャープなラインが美しいモダンな建物。スタイリッシュな自分だけの別荘に心地良さを感じることでしょう。
別荘はふだんの暮らしとは別世界の感覚を手に入れたいとデザインを重視しがちですが、機能性にも配慮して造り上げることも大事です。
今回は、参會堂プロデュースによるモダンデザイン住宅「BETTEI」のデザイン例とともに、モダンな別荘の魅力について詳しくお伝えしていきます。
目次
人気の高いモダン別荘の魅力とその背景とは

仕事や家事に追われる毎日に、心身ともにストレスを感じている現代人は多いでしょう。心も体もリセットできる“非日常”はとても大事な時間です。
近年はライフスタイルの多様化により、自宅のほかに別荘を持つ方も増えてきました。なかでも人気なのがモダンスタイルの別荘です。
機能美と空間美を兼ね備えたモダン別荘の特徴
装飾を極力省いたシンプルな造形がモダンデザインの別荘の特徴です。
直線的なラインとモノトーン、コンクリートやガラスといった無機質な素材による構成のモダンな建築はシンプルですが美しさが感じられます。
敷地を広めに確保できる別荘地なら、開口部や吹き抜けを大きく確保し、開放感のある空間づくりが可能です。余計なラインが少なく、動線も良くなり、機能性も叶えられるでしょう。
凹凸や装飾が少ないモダンデザインは視界に広がりが生まれ、圧倒的な開放感も実現します。
機能美と空間美を兼ね備えたデザインがモダン別荘の魅力と言えるでしょう。
モダン別荘の注目度が高まっている理由
日常的な忙しさから放たれたときを過ごしたい…。
そんな思いから別荘を持つ方が選ぶ立地と言えば、自然に囲まれたエリアでしょう。自然とも調和しやすいシンプルなデザインのモダンスタイルの別荘は、今、多くの人から支持を得ています。
モダン別荘の無駄のない暮らしは、現代人の価値観とも相性の良さが感じられます。
立地はもちろん、外観・内装までもふだんの暮らしと気持ちを切り替えられるモダン別荘は、注目度も高く、現代人が求める多種多様なニーズに柔軟にマッチしています。
どこかで見たことがあるデザインではなく“自分らしさ”を実現したい場合、柔軟性のあるモダンデザインが受け入れられやすいでしょう。
また、ひと昔前の別荘と言えば、まとまった休みを利用し“ときどき利用”するという位置づけだったかもしれません。
コロナ禍以降、場所に縛られない自由な働き方を推奨する動きが一般的にも浸透してきました。そんな背景から、近年は二拠点生活を送るためにセカンドハウスとして別宅を所有する方もいます。
自然の景色を見ながらのリモートワークは、都会にいるときとは違った集中力が加わり効率的な仕事もできそうです。大自然と融合するデザインのモダン別荘なら、仕事や趣味といったオンオフの切り替えもしやすく、深い満足度へとつながるでしょう。
知っておきたいモダン別荘スタイル別の特徴

モダンスタイルの建築にはいくつかのスタイルがあります。スタイル別にどんな特徴があるか簡単にご紹介していきます。
シンプルモダンスタイルの特徴
シンプルモダンスタイルの特徴のひとつが“直線的なデザイン”です。
複雑なラインによる装飾がなく、シンプルなシルエット。都会的で洗練された現代的なスタイルでありながら、シンプルだからこそ時を経て流行が変わっても飽きが来ず、長く愛せる家づくりが叶います。
カラーは、
- 清潔感のある「白」
- 重厚さをもたらす「黒」
- 洗練された雰囲気の「グレー」
といったモノトーンをベースに配色していくのがシンプルモダンスタイルです。
外観なら屋根形状もシンプルさを意識します。
陸屋根でフラットにしたり、片流れ屋根や切妻屋根など凸凹をなくしてシャープを演出、開放感とダイナミックさを併せ持つのがシンプルモダンスタイルの住宅です。
派手過ぎず控えめのアクセントを施し、シンプルなフォルムでありながら印象的で洗練された美しさを叶えることができます。
和モダンスタイルの特徴
近年の日本では洋風建築が人気で、“和”の伝統を徹底的に盛り込んだ昔ながらの和風住宅を建てる方も減ってきました。ただ、やはり日本の伝統的な和の趣を住宅に採り入れたいと考える人もいます。
たとえば、檜や杉は和風住宅で特に注目されることが多いですが、ナチュラルで温かみを放つ質感とともに力強さや高級感も漂う良質な建材です。
和モダンスタイルは、洋と和の「デザイン」「建材」「配色」など全体的にバランスよく融合します。洋風デザインをベースとしつつ、内装なら畳や障子、襖、外装なら瓦、土壁などの“和の要素”を散りばめるのがポイントです。
ふだん洋風住宅に住んでいる人にとって、「別宅には和の趣を取り入れたい」というケースもあるでしょう。
伝統的な素材を現代風に進化させた和モダンテイストは、落ち着いた空間に仕上がります。
ソフトモダンスタイルの特徴
使う素材や色味によって時としてクールな印象を与えることがあるモダンスタイル。
最近は、素材や曲線をうまく取り入れて“柔らかさ”を演出するソフトモダンスタイルも人気です。モノトーンのなかでも開放的な明るさを感じさせる白、漆喰の素朴な質感、温もりのある天然木などを採用することでナチュラルな風合いがプラスできます。
シャープなラインで現代的なデザインをメインにしつつ、アクセントとして主張し過ぎない曲線を使えば柔らかい印象のフォルムになります。
ブラックやブルーといったダークカラーや、アイアンやガラスといった洗練された素材を取り入れ、現代的な建築にしながらも温かみや癒しを感じる空間がソフトモダンスタイルの建物です。
参會堂プロデュースのモダン建築“BETTEI”
私ども参會堂は、洗練されたモダンデザインにヨーロッパ建築の美を添えた“BETTEI”をプロデュースいたしました。オーナー様が別荘に求める理想をひとつひとつ形にするフルオーダーの注文住宅で唯一無二の空間づくりが可能です。
MODEL-01|大自然と調和する至高の別邸

シンプルでありながらも都会的なフォルムが美しいモダンデザインの建物です。ガラス張りで開口部を大きく確保し、自然光をふんだんに採り入れることができる設計です。
石張りや木目などの素材も使い、大自然に溶け込むモダンなデザインとなりました。

広々としたウッドデッキに屋外用のテーブルとソファーを設置。木々の揺らぐ音、小鳥のさえずり、川が流れる音を聞きながら、ゆったりとした時間を過ごせるでしょう。
都会では味わえない、自然の音を耳にしながら、最高の時間を堪能できます。

バイオフィリックデザインにより、緑溢れるダイナミックな自然と同化した開放感のある空間です。ガラスにより視線が突き抜け、自然に包まれているような癒し効果が得られます。

大空間を暖められる暖炉を設置し、機能性も実現。日ごろの喧騒を忘れさせてくれるような穏やかな空間です。
MODEL-02|優美な曲線の壁が包みこむ別邸

シャープなラインでデザインされた都市型の建物に適度な高さの壁面を設け、“プライバシー性”と“開放感”を両立しています。
洗練されたモダンな印象の建物を緩やかな“弧”を描いた壁面により包んだ外観が印象的な別邸です。

プライバシーを保てるように壁面で囲い、遮蔽したことで叶えられた開放感のある庭。広い敷地だからこそ実現したプライベート空間です。
贅沢で心地良いひと時を過ごせることでしょう。

庭の一角に屋根のあるテラスを設けました。
屋根があることで強い日差しを遮りつつ、自然の心地良い風を感じられるでしょう。コーヒーや読書、ランチを楽しめる空間となりました。
天然木の柔らかな質感の天井を直線ラインとし、奥行きが感じられます。

2階まで続くガラス窓から差し込む柔らかな光は、吹き抜けにより実現した大空間へと溢れるように広がります。屋内に居ながらにして自然に包まれたような不思議な感覚です。
明るい色調の床材や個性的な模様が美しい大理石は、モダンな中にもエレガントな雰囲気を添えてくれます。
MODEL-03|深い森の中に隠れる秘密の別邸

深緑の神秘的な森のなか、そっと佇む姿が印象的な別荘建築。高低差により通りからも隠された立地で、オーナー様だけが過ごせる特別な“秘密”の別邸です。
シャープなラインで現代的な素材からなるモダンスタイルが魅力です。

コレクションされたクラシックカーを保管するためのショーケースガレージを設計しました。ガラスショーケースに並んだ愛車を椅子に座ってゆっくり堪能できます。誰にも邪魔されることなく、自分だけの時間を過ごせる特別な空間です。

床から天井までの高さの大きな窓ガラスを設置し、自然の景色を見渡せる設計です。ダイニングテーブルセットの下にはヘリンボーンの床材、そして変化を持たせるようにタイルを敷きました。
スタイリッシュななかにも細やかなアクセントを採り入れつつ、上品でおしゃれな空間となっています。

フローリングにはダークブラウン色の天然木を使い、木の質感から放たれる“ぬくもり”から癒し効果を感じることができます。
フローリング、階段横の壁面、天井…と木目の方向が繋がり、視覚的にも圧倒的な開放感を得られます。
最高の個の時間をつくり出す空間“Solo”
新たなインスピレーションを生み出し、理想の「個の時間」を作り出すのが“Solo”という空間です。
欧米では「セルフケア」という概念が広まり、自分を大切にすることこそが、真の幸福につながると考えられています。
深く自身と向き合い、好きなことに没頭する時間は、心身をリフレッシュさせ、新たなインスピレーションを生み出し、あなただけの時間を唯一無二の体験へと昇華させてくれます。

日常的に疲れた心身をリセットできる…、そんなメディテーションルームです。
ベージュの穏やかな内装に、柔らかな印象の円形の開口部。優しい色とフォルムに落ち着きが感じられ、時間を忘れるほどに深くリラックスできそうです。
都市部での暮らしで疲れた心を解きほぐしていく空間となるでしょう。

外から注がれる光が白い内装に優しく反射するアトリエルームです。
ガラス張りの開放感のある空間には感性を研ぎ澄ます“何か”が…。日常とは違った別荘だからこそ生まれるインスピレーションは、クリエイティブな世界をさらに広げてくれるでしょう。

近未来的なデザインのゲーミングルームです。空間に入った瞬間から“非日常”を感じ、まるで別世界にいるかのよう…。
ふだんは味わうことのできない臨場感と高揚感に包まれます。

防音設備と音響パネルを完備したスタジオルームです。
現代的でシンプルなデザインでありながら、上品なカラーやダウンライトを設置。落ち着いた内装でまとめることで、集中力の高まる空間となりました。プロフェッショナル仕様の機能性に居心地の良さも叶えてくれます。
大好きな音楽を心の奥底から楽しめる、快適なスタジオです。
ヨーロッパの美が光る、選び抜かれたマテリアル

BETTEIでは、現代のニーズにあったデザイン性・機能性を叶えつつ、ヨーロッパの伝統的なマテリアルを用いることで、独自のデザインを追求しています。
別荘のひとときが格別なものとなるような上質な空間作りをしています。

重厚感のある黒が美しいアイランドキッチンは、ドイツの老舗キッチンメーカーの「eggersmann」によるもの。
無垢の天然石やステンレスといった同一の素材で造り上げられたキッチンデザインが特徴的で、モダンスタイルによく合う美しさや機能性が感じられます。

ドイツで100年以上もの歴史を持つ、「ComTür」のドアです。
完全なるオーダーメイドが大きな魅力で、天然石やガラスなど多彩な素材からオーナー様の理想を叶える唯一無二のドアを作ることができます。防音性能にも富み、高級住宅や高級ホテルで選ばれるドアメーカーです。
玄関扉や室内扉など、快適に過ごすためにも機能性とデザイン性の両方にこだわりましょう。
モダン別荘を建てる際に注意するべき3つのポイント

モダン別荘を建てる際は、以下の3つのポイントに注意しましょう。
眺望とプライバシーの両立
ひとつめが眺望とプライバシーを両立させることです。
郊外の土地にモダン別荘を建てる場合、特に魅力となるのが眺望の素晴らしさです。大きな窓ガラスを確保して景色を切り取ることで、リビングや寝室、浴室のどこにいても自然と一体化した気分になれます。
都市部と違って建物が密集してないからこそ叶う、別荘ならではの眺望です。ただ、モダン別荘は開口部が大きく見晴らしの良さを実現した反面、周囲の視線が気になることもあるでしょう。
外構で周囲からの視線を遮る際は建物との位置関係に配慮、プライバシーを守りながら眺望の良さを実現できるように設計することがポイントです。
建設地の特性を踏まえた設備設計
建設地の特性をしっかり把握したうえでの設計も大切です。
“立地”にこだわるのも別荘を建てる醍醐味のひとつでしょう。海や山といった自然に近い、アウトドアを楽しめるなど周辺環境の良さも別荘の資産価値につながります。
たとえば、誰もが知る軽井沢エリアなどは別荘地としてのブランドもあり人気です。そのほか、全国各地には魅力的な別荘地も多く、「どこに建てるか」も自分の理想を追求しながら選ぶのも別荘建築の楽しみのひとつにもなります。
ただ、土地ごとの特性を把握したうえでの別荘建築が大切です。地域によっては気候も大きく異なり、土地ごとに周辺環境も違います。敷地によっては傾斜地で高低差を意識した設計が必要なことや、雨や雪が多い気候で水はけを意識しなければならないこともあります。
モダンスタイルの別荘は自然とも調和しやすく人気があります。デザインへのこだわりはもちろん大切ですが、地域特性を考慮した綿密な設計が求められます。
都市部に建てるのとは違う配慮が必要なので、住宅・別荘のどちらの建築にも精通している設計事務所、建築家への依頼が重要になります。
ランニングコストとメンテナンス
モダン別荘を建てる際に計画しておくべきなのは、ランニングコストとメンテナンス面についてです。
別荘利用の頻度は人によって異なりますが、週末や長期休暇を中心に利用する方が多いでしょう。
時々訪れるだけでも、水道光熱費や通信費、税金、火災保険料といった維持管理費用がかかります。別荘を維持するうえでランニングコストは必ずかかってくるものなので、事前に試算しておくことが大事です。
また、メインで居住している自宅と違い、訪れる頻度が少ないほどメンテナンス面を怠りがちなのが別荘です。
“利用頻度が少ないから”といって建築時に素材や設備の性能を軽視すると、老朽化が早まることも考えられます。
気づかないうちに傷み、見た目が損なわれている、使いたいときに故障していた、あるいは「使い心地が悪い」といった不満も出やすいので注意しましょう。
素材や設備については長期的な視点を持っておくことが大切です。
コストをおさえるために“風”の素材を選ぶと耐久性が悪くなることも多く、後悔にもつながります。機能性・耐久性・デザイン性といった点にもこだわり、長く愛せる別荘建築をふまえた素材選びができるかもポイントです。
唯一無二のモダン別荘で理想のライフスタイルを

モダン建築の素晴らしさは、シンプルながらにも見る人の心に響く造形美です。
無機質な素材や色調でスタイリッシュに造り上げ、流行に左右されず長く愛せるデザインと言えるでしょう。
私ども参會堂は、革新的なモダン建築にヨーロッパ建築の伝統的な要素を加え、“モダン”と“エレガンス”を融合した特別な別荘を建てることが可能です。海外パートナーとの連携により、素材や設備ひとつひとつに妥協いたしません。歴史ある素材を直輸入することができ、まるで美術作品のような素晴らしさを実現いたします。
あなたの人生を豊かにできる、かけがえのない空間を私ども参會堂とともに叶えましょう。
参會堂ならお客様の理想のモダン別荘が実現可能です。あなたが叶えたい別荘の理想をお聞かせください。
下記の画像から、外観やリビングなど、場所毎にまとめた参會堂のデザイン事例をご覧いただけます。是非チェックしてみてくださいね。
参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間
参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。
どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。
住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。
一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。










