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塗り壁でつくる上質な内装空間。種類別の特徴と内装を美しく仕上げるポイント【実例あり】

塗り壁でつくる上質な内装空間。種類別の特徴と内装を美しく仕上げるポイント【実例あり】

落ち着いた上質感や、少し贅沢な空気を感じさせる内装を叶えるためには、壁の素材選びがとても大切です。

近年では、一般的なクロスではなく、左官職人の手仕事による塗り壁を家づくりに取り入れる住宅も増えてきました。

塗り壁はデザイン性もあって見た目の美しさも実現し、調湿や消臭といった機能も兼ね備えています。壁紙では表現できない、深みのある空間作りも可能で、個性や上質な空気感を好む人にもよく選ばれる素材です。

今回は、塗り壁の特徴やパターン、魅力などについて、当社が手がけた施工事例とともに分かりやすくご紹介していきます。

塗り壁がもたらす“上質な内装”の価値

塗り壁がもたらす“上質な内装”の価値

壁紙では出せない上質な質感や自然素材ならではの機能性を持つ塗り壁。

美しくデザイン性もあり、それでいて機能性も高い塗り壁は、内装全体の価値を高めます

壁紙では出せない“素材の深み”が空間の印象を変える

塗り壁の大きな魅力のひとつは、素材の質感の豊かさです。近年のクロスには、自然素材のように見えるテクスチャーを再現したものもあるものの、手触りや立体感は本物の塗り壁には叶いません。

自然素材から生まれる塗り壁は深みを感じさせ、上質な内装デザインへ誘います。凹凸に光が反射し、やわらかな陰影が壁面に生まれ、自然光や照明によって表情が変わるのも魅力です。

また、左官職人の手作業によるコテ跡も味わい深く、温もりのある印象に。存在感を放つ壁面が空間の印象をさりげなく格上げしてくれるのです。

調湿・消臭など、自然素材ならではの心地よさ

漆喰や珪藻土といった自然素材の塗り壁には調湿効果があり、季節を問わず空気を快適に保ちやすいというメリットがあります。

「湿気が多くてジメジメする」「空気が乾燥している…」という不快感もおさえられ、室内の環境をコントロールしてくれる機能も期待できるのです。

また、塗り壁には消臭効果もあります。

空気中のにおい成分を吸着・分解する働きがあるため、料理中に発生するニオイや生活臭を和らげてくれます。見た目の美しさだけでなく、日々の暮らしに嬉しい機能を添えてくれる壁面です。

塗り壁は、ただの「おしゃれな内装材」ではなく、室内環境を整え、居心地の良い空間に彩ってくれる存在といえるでしょう。

塗り壁は設計段階で美しさが決まる素材

塗り壁は、設計段階から丁寧に計画することで、その美しさを最大限に引き出せます。

塗り壁と一口に言っても、漆喰や珪藻土、モルタルなど素材の種類はさまざまで、仕上がりや質感も大きく異なります。そのため「どの素材を選ぶか」「どのようなパターンで仕上げるか」はとても重要なポイントです。

光の当たり方や塗り方によって空間全体の印象が変わることから、素材選びと照明計画は慎重に考えたいところです。

後から部分的に施工することは難しく、思い通りの仕上がりにならずに満足度が下がることもあります。だからこそ、設計段階から塗り壁を取り入れると決め、インテリア全体とのデザインの調和を意識することが大切になってきます。

美しさと機能性を兼ね備えた塗り壁空間を実現するには、経験豊富な設計者や職人の技術が必要です。

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塗り壁の種類と特徴を理解する

塗り壁の種類と特徴を理解する

次は、塗り壁の種類の違いと、それぞれの特徴についてご紹介していきます。

漆喰

漆喰はなめらかな質感が特徴です。凹凸によって光が反射して柔らかさを添え、美しい陰影を生みだす壁材です。不燃性のため耐火性があるのも安心ポイントです。

また、素材に含まれる成分「消石灰」は強アルカリ性で、カビの発生を抑える作用があります。

調湿効果があり、湿気の多い日や乾燥した日にはそれぞれ「吸湿・放湿」の働きにより、室内の空気をコントロールして快適に保ってくれるのも特徴です。

さらに、ニオイを吸着する消臭効果もあるのもメリットとなっていて、機能性にも優れています。

珪藻土

珪藻土の原料は、植物性プランクトンの化石からできています。細かい無数の穴があり、室内の湿気や結露をおさえる調湿効果を持ち、カビや結露の発生を防ぐ効果もあります。

また、空気中のにおいの成分を吸着する作用を持ち、消臭効果も期待できます。

不燃材料として認められており、耐火性もある上、断熱性や防音性にも優れているのが特徴です。柔らかくマットな質感に仕上がり、温かみのある空間づくりに向いています

モルタル

セメントに水と砂を混ぜてつくり出されるモルタルは、無機質でスタイリッシュな質感が魅力です。生活感のない、シンプルな空間を好む人に向いています。

壁紙と比べて寿命が長いとう特徴がある一方、性質上、ひび割れが起こることは避けられません。

経年変化によるひび割れを“味”として楽しめるように、クラック対策を前提にした設計が必要です。

ジョリパット

ジョリパットは、塗料メーカーが開発した塗り壁材です。一般的な塗料とは違い、デザインをつけて仕上げられるのが特徴です。

色やパターンのバリエーションが豊富で、モルタル風や塗り壁風の質感も再現できます。

さらに、ひび割れに強く、防水性も高いです。デザイン性だけでなく、機能性を両立させたい方におすすめできる塗り壁です。

左官仕上げの魅力

塗り壁の美しさは、自然素材をどう仕上げるかで大きく変わります。

刷毛やコテを使った手作業の左官仕上げですが、塗る人によって同じ表情にならないのが魅力です。

微妙なコテ跡の違いから生まれる陰影が“空間の表情”として存在感を放ちます。

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塗り壁を美しく仕上げるための設計ポイント

塗り壁を美しく仕上げるための設計ポイント

次に、塗り壁の魅力を引き出すための設計ポイントを具体的にお伝えしていきます。

照明計画と塗り壁はセットで考える

塗り壁は、光の当たり方で表情がかなり変わるのが特徴です。

平面的な壁紙とは違い、塗り壁の表面の凹凸は光を受けて立体感を生み、空間の印象にもつながります。そのため、照明計画とセットで考えるのが理想です。

間接照明は、光源を目立たせずに壁や天井に反射させる照明です。柔らかな光により落ち着いた雰囲気をつくるのにぴったりで、天井や壁の見えない場所に設置するのがポイントです。

ウォールウォッシャーは壁面を洗い流すように均一に照らす手法で、壁の質感が強調されるのが特徴です。壁沿いに設置することで、デザイン性の高い空間演出が可能です。

ダウンライトは天井から真下に光を落とす照明で、天井に埋め込むタイプです。スポット的に一部を照らしたり、複数個で部屋全体を明るくすることもできます。

塗り壁の凹凸に合わせて光の角度や位置を工夫すると、空間全体がぐっと引き締まった印象になります。

空間のテーマと調和させる素材の選び方

塗り壁の素材によっても、空間の印象が違ってきます。空間のテーマに合わせた素材選びがポイントです。

たとえば、モダンな雰囲気を作りたい人にとっては、無機質でスタイリッシュなモルタルが向いています。

ホテルライクな高級感の演出なら光の陰影が美しい漆喰、ナチュラルテイストなら温かみのある珪藻土という選び方もできます。

色と仕上げをどう選ぶか、空間のテーマに合わせた素材選びにより、インテリア全体に統一感を持たせることができます。

印象は仕上げ方のパターンでも変わってくる

塗り壁は手作業で仕上げるため、パターンによって空間の印象が変わります。

  • 平らに仕上げてシンプルな印象にできる「フラット」
  • コテによって緩めに仕上げた波模様がリズム感を生み、落ち着いた雰囲気にできる「コテ波」
  • 不均一な仕上げが自然な表情を生む「ラフランダム」
  • 砂や粒を混ぜて表面をざらつかせて個性的な陰影を作り出す「骨材入り」

などがあります。

“見せたい空間イメージ”から逆算して仕上げパターンを選ぶことが塗り壁の魅力を一層活かせるポイントです。

メンテナンス性と耐久性を理解する

塗り壁は、素材ごとの耐久性やメンテナンス方法を理解しておくと安心して使えます。

漆喰は静電気が起きにくく、ビニール素材のクロスと比べて空気中のホコリが付きにくいのが特徴です。

日常的には乾いた布で軽く撫でるだけのお手入れで十分。手垢などの部分的な汚れも、消しゴムで対処ができます。

一方、珪藻土は柔らかな表面のため、家具や人がぶつかると欠けることがあることから、補修する方法を知っておくと安心です。

モルタルも、経年によりひび割れ(クラック)が生じることがあります。

いずれの素材も、長く使うことを前提にした設計が大切です。

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塗り壁で仕上げた美しい内装の施工事例5選

これまでに参會堂が手掛けてきた住宅のなかから、塗り壁による美しい内装の施工事例を5つご紹介していきます。

塗り壁で仕上げた参會堂の施行事例①

塗り壁で仕上げた参會堂の施行事例①

アイボリーの色味を基調とした塗り壁の内装は、空間全体にやわらかく上品な印象をもたらしています。手作業ならではの繊細な表情を持つ塗り壁は、ビニール素材のクロスでは表現しきれない、豊かな質感が魅力です。

継ぎ目のないシームレスな壁面は美しく、空間に上質な雰囲気を漂わせ、日常の中に洗練されたデザインが添えられました。

空間をつなぐアーチ状の垂れ壁により視線の抜けができ、広がりと奥行きを演出。細長い形状の開口部によって空間同士を緩く仕切り、それでいて連続性のある統一感のあるデザインです。

奥側の部屋から差し込む自然光が壁面に穏やかに広がり、アイボリーの温かみのある色味と相まって、明るく心地よい空間が実現。時間とともに味わいが深まる、優雅な内装に仕上がりました。

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例②

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例②

白を基調とし、シンプルでありながら清潔感と洗練さが感じられる洗面空間です。白い塗り壁は明るさと上質な質感を両立し、やわらかな陰影が空間全体に広がります。

洗面ボウルには黒を取り入れ、空間を引き締めるアクセントになりました。

温かみのある木材の色味や、洗面ボウルに面した石目調の壁面など、白の塗り壁とのコントラストを演出。素材に変化を持たせることで、単調になりがちな洗面空間に表情を与えています。

柔らかな印象と個性をもたらす円形の鏡、お洒落なハンドソープディスペンサーなど周辺アイテムにもこだわり、細部にわたるまで統一感を意識した空間です。

配管はあえて露出させたデザインとして生活感をおさえ、ホテルライクで落ち着いた空間づくりを実現しています。

ブラインド越しに差し込む自然光が塗り壁に優しく広がり、明るく穏やかな時間を演出します。

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例③

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例③

白い塗り壁で明るく清潔感のあるトイレ空間が仕上がりました。壁面の凹凸のある表面にペンダントライトの温かみのある光が広がり、陰影のある表情を生み出しています。

壁と天井は白でまとめ、腰壁にはくすみ感のある淡いブルーを採用。ほんのりグリーンがかった色味は、海外住宅を思わせる上品な雰囲気を醸し出しています。

トイレのような限られた面積では軽やかな色使いを採用することで、センスの良さが際立ちます。

腰壁に施したモールディング装飾がクラシカルで上品さを添え、塗り壁の質感や陰影がより美しく表現されています。淡い色調だからこそ、装飾の造形美が際立ち、全体にメリハリが生まれて奥行きのある仕上がりとなっています。

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例④

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例④

こちらもくすみ感のある黄色の塗り壁が印象的なベッドルームです。

彩度をおさえた色味を選ぶことで、空間全体に柔らかさや落ち着きをもたらしています。控えめの黄色の塗り壁は自然光との相性も良く、時間帯で表情が変わるのも魅力です。

壁面はカーブを描くフォルムとし、直線的な空間とは異なる、包み込まれるようなデザインに。

くすんだ黄色の塗り壁は手作業の滑らかな質感、そしてR壁の曲線の美しさが組み合わさり、空間に心地良いリズムが生まれています。

天井には段差を設けた折り上げ天井を採用し、一部アイボリーの色味をセレクトしました。そこからシャンデリアを吊るすことで、立体感や奥行き、優雅さもプラスされています。

ラウンド状の壁面にバランスよく並べた縦長の窓から差し込む自然光、そしてシャンデリアやブラケットライトによる細やかな照明計画を実現しました。時間の変化とともに空間の表情が変わるのも魅力です。

窓枠やフローリングにはブラウン選び、黄色の塗り壁と調和させながらも空間全体を引き締めています。塗り壁の調湿性や素材の温かみも兼ね備えた、心からくつろげる内装デザインに仕上げました。

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例⑤

塗り壁で仕上げた参會堂の施工事例⑤

薄いピンクとクリームが混ざり合ったような淡い色味の塗り壁です。上品で優しさが感じられる空間となりました。

淡い色味により光の反射は穏やかで、塗り壁の凹凸による陰影が美しく表現されています。

白い扉枠には同系色のモザイクタイルを組み合わせて装飾を施し、統一感のある仕上がりを実現しました。天井と壁面の境目にモールディング装飾を施した廻縁を取り付け、クラシカルな要素も添えています。

白を基調とした内装にヨーロッパ建築の技法をさりげなく融合させ、シンプルでありながら優雅な空気感に包まれた空間が完成しました。

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後悔しない塗り壁選びのために知っておきたいこと

後悔しない塗り壁選びのために知っておきたいこと

塗り壁は、左官職人の手作業によって一つひとつ丁寧に仕上げられる内装です。

ビニールクロスのように貼り替えが容易にできるものではないため、一度仕上がると「やり直し」は難しくなります。だからこそ、後から変更しづらい素材であることを前提に、設計段階から慎重に検討することが大切です。

塗り壁は、光を受けたときの表情が大きく変わる点も大きな魅力です。そのため、照明計画も綿密に考える必要があります。

光の色が白っぽい場合は凹凸の陰影が強調されシャープな印象になります。

一方、黄みがかった光では、温かみのある柔らかな質感に見えます。さらに、漆喰や珪藻土、モルタル、ジョリパットといった素材の違いや色味によっても、空間の雰囲気は大きく変わります。

手作業による仕上げの塗り壁は、表面が均一ではありません。しかし、その不均一性こそが塗り壁ならではの味わいです。

だからこそ、素材や色のトーン、仕上げのパターン、照明の色や配置、光の当たり方までを含めて、設計段階から総合的に計画することが重要です。

部屋ごとのテーマに合わせて素材を選ぶことが満足度の高い内装につながり、成功への近道といえるでしょう。

また、塗り壁は手作業のため、職人の技量によって仕上がりが大きく左右される素材でもあります。耐久性や美しさを長く保つためには、将来的なメンテナンスを見据えた計画も重要です。

後悔のない塗り壁の内装を実現するためには、設計から施工までをしっかりと連携できる体制、それを実現できる信頼できる業者選びが欠かせません。

参會堂の作り出す唯一無二の独創空間

参會堂は海外デザイン住宅を得意とし、これまで数多くの塗り壁内装を手がけてきました。

住まい手一人ひとりの想いを丁寧に汲み取り、それを空間として形にできる設計力とデザイン力が私たちの強みです。

塗り壁は単なる「壁の素材」ではなく、光の反射や照明の色、壁の色味や質感など、空間全体の構成次第で仕上がりが大きく変わる素材です。

そのため、設計者のデザイン力と職人の技術、そしてお客様の想いがしっかりと繋がる連携体制を大事に考えています。こうした連携が、満足度の高い家づくりのためには欠かせません。

また、参會堂は海外パートナーとのネットワークを活かし、本物の自然素材を入手できる販路を確保しています。

素材選びにこだわることで、まるで海外に佇む住宅のような空気感を持つ、海外デザインの家づくりを日本国内でも実現することが可能です。

「独創的な内装を実現したい」「塗り壁の優しく上品な内装を考えている」など、塗り壁を採用した家づくりをお考えの際はぜひともお問い合わせください。

参會堂の事業「クリニック設計」

参會堂の事業「賃貸設計」

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