日本のほぼ中央に位置する愛知県は、中京圏のなかでも中心的な存在とも言える都市です。
広い愛知県のなかには高級住宅街も多く、愛知で高級注文住宅を建てたい人にも注目されています。
ただ、「どこのエリアが高級注文住宅を建てるにふさわしいのだろうか」「愛知県の地域性にあった優れた設計をしてくれる会社はどこだろうか」というご不安もあるかもしれません。今回は、愛知県の特徴や魅力をお伝えするとともに、長年高級注文住宅を建て続けている参會堂の施工事例をご紹介していきます。
目次
愛知の特徴(土地柄)と秘められた魅力
日本国内でも愛知県と言えば、東京や大阪府などに次いで中枢的な都市として知られています。
愛知という街の特徴と土地柄
東京、神奈川、大阪に次いで人口の多い愛知県。人口748万人を超える大都市です。
自動車や航空機、電気機械、鉄鋼といった重化学工業などがさかんな中京工業地帯は、製造出荷額では日本において最大級規模の工業地域として有名です。
クオリティ、技術は世界にも名高く、“ものづくり”の街として知られています。
また、愛知県は歴史上の有名人物とゆかりのあった地域です。戦国時代を生きた織田信長や豊臣秀吉、徳川家康などの拠点となったのが現在の愛知県です。
徳川家康が築城したと言われている名古屋城は、日本三名城のひとつ。戦災によって消失しましたが、その後再建が行われ、いまでは名古屋市のシンボル的存在となっています。消失を免れた建造物に関しては、重要文化財に指定されています。愛知に秘められた魅力とは
首都圏からのアクセスがよく、海・山にも近い愛知県。観光地としても人気があるうえ、移住の地としても注目されています。
歴史ある城や仏閣、自然の癒しが感じられる海や山、そしてアクティブに楽しめるテーマパークなど見どころ満載です。
歴史や自然、大都市の賑わいのなかで、日々の暮らしを潤してくれる土地と言えるでしょう。
また、愛知県の食文化もとても魅力に溢れています。
愛知県では醸造文化の発展により、豆味噌やたまり醤油などが郷土料理と深く関わる調味料として有名です。
味噌煮込みうどんや味噌カツ、ひつまぶしなどは全国的にもよく知られている愛知県のご当地料理です。
味覚を良い意味で刺激してくれる美味しい伝統料理はそのほかにも多く、愛知県に住めばグルメも楽しめることでしょう。
有名建築家が設計した愛知に建つ優れたデザイン建築
建築物① 豊田市美術館
愛知県豊田市の小高い丘の上にある「豊田市美術館」は、建築家・谷口吉生氏の設計により建築された美術館です。
この建物は、鉄やコンクリート、ガラスなどにより、装飾性よりも機能を優先した考えで建てる“モダニズム建築”として知られています。シンプルでありながら美しさも兼ね備えた外観が特徴的です。
高台に建築されているため、アプローチを歩み進んでも一気に建物が見えることがありません。建物を囲うようにある庭園や人工池、緑の木々やオブジェを楽しみつつ、建物が少しずつ目に入り、やがて乳白色のガラスで仕上げられた外観に近づきます。
内部は白が基調となった内装に光の差し込む開口部など、全体的に明るく開放的な空間です。
廊下には大きな窓を設置、高台の立地を活かして豊田市の街並みを見渡せる設計に。美術品を鑑賞するのはもちろん、建築美にも触れあえる魅力溢れる美術館です。
建築物② 丸栄本店
愛知県名古屋市にあった丸栄本店は1953年に建築され、全国の百貨店で唯一「日本建築学会作品賞」を受賞した建物。
日本におけるモダニズム建築家の代表的存在、建築家の村野藤吾氏による建築で、壁面を薄紫のモザイクタイルで装飾しているのがシンボル的でした。
しかし、2018年6月30日に惜しまれながらも閉店し、「保存」に対しての声もあがったほどです。現在、丸栄本店の建物は取り壊されてしまいましたが、愛知にはこのような印象的な外観の建物が存在していました。
建築物③ ルイ・ヴィトン名古屋
愛知県名古屋市中区にある「ルイ・ヴィトン名古屋」は、建築家・青木淳氏により設計されました。
ルイ・ヴィトンの店舗設計を数多く手掛けている青木氏。その1店舗目の設計が「ルイ・ヴィトン名古屋栄店」でした。
建物の形は長方形のラインでとてもシンプルですが、実は壁が二重になっている“ダブルスキン”という独特な構造をしています。「外側のガラス」と「内側の壁」のどちらにも市松模様が描かれ、それが見る位置によって変わって見えるのが幻想的です。
ブルーのガラスに街並みの様子が反射し、洗練されたデザインの外観は名古屋という都市に調和した美しさがあります。
愛知の平均坪単価と高級住宅街の坪単価
次は愛知の土地の平均坪単価についてです。
愛知の平均的な坪単価
2023年発表の公示地価において、愛知県の平均値は「78万8007円/坪」でした。
愛知の最も高い坪単価
愛知県のなかで最も高い坪単価は名古屋市の「167万円7480円/坪」です。
愛知県の県庁所在地でもある名古屋市は、政令指定都市でもあります。ただ、名古屋市とはひとくちに言っても広く16の区に分けられており、坪単価には地域差が見られます。
高級住宅街と呼ばれる地域の坪単価
名古屋市のなかで高級住宅街と呼ばれる地域の坪単価が次の通りです。
- 東区・・・247万7502円/坪
- 千種区・・・122万2668円/坪
- 昭和区・・・104万5229円/坪
ここでご紹介した坪単価は、国が公表した公示地価によるものです。同じエリア内にあっても土地の向きや道路条件、高低差などにより、土地の価格は変わってきます。そのため、更地として考えたときの土地の価格の目安、参考値としてご紹介しました。
愛知の代表的な5つの高級住宅街
誰もが憧れるような高級住宅街には、何気ない日常も、優雅でハイクラスなものに変えてくれる空気感があります。
愛知の代表的な高級住宅街を5つ、特徴や魅力についてご紹介します。
覚王山(かくおうざん)
名古屋市千種区にある覚王山日泰寺の周辺が高級住宅街として知られる「覚王山」というエリア。
名古屋駅や栄駅へのアクセスもよく、仕事や学校、ショッピングなどにも利便性の高さが魅力です。
覚王山エリアには、中心的存在の日泰寺をはじめ、昭和初期に建築された揚輝荘といった歴史的な趣ある建物も多く見られます。それでいて、駅の近くはカフェやレストランなども多く、商業施設で賑わいもあります。
そして、住宅街に入り込むと現代的な高級住宅や、一般的な戸建て住宅・築年数の古いアパートなども混在し、レトロな味わいのある印象を受けます。
落ち着きと気品のある空気感に気持ちが和む高級住宅街の覚王山。名古屋区の中心的な位置にありながら、文教地区でもあることから治安も良く住みやすさが感じられます。南山(みなみやま)
名古屋の高級住宅街のなかでも代表的な「南山」は昭和区にあり、豪邸と言えるほどの規模の住宅が見受けられます。
広い敷地に、海外のような佇まいの建物、格式や趣のある落ち着いたデザイン…と別格の豪邸が立ち並ぶ南山は、セレブの街と呼ぶにふさわしい街並みです。
ラグジュアリーな住宅を見かける一方で、緑の多い南山は心休まる光景にも出会えます。住宅を囲うように美しい樹木を植えるなど、エクステリアへのこだわりも感じられる建物も数多いです。
また、最寄り駅の「いりなか駅」は、名古屋駅までのアクセスの良さや、飲食店やスーパーなどの充実しているところも魅力的です。
懐石料理やイタリア料理などを楽しめるお店も多く、特別な日はもちろん、日常的に名古屋の美味しい食事を堪能できることでしょう。
周辺には大学などの教育施設もたくさんあり、活気に満ち溢れつつも、穏やかな治安の良さもあるエリアです。八事(やごと)
「八事」は、名古屋市天白区および昭和区にまたがっている高級住宅街です。
八事には真言宗の寺院「興正寺」が存在し、かつては多くの人々が祈願のために訪れ、信仰の地としても栄えていました。
鉄道が開業した明治末期の頃には保養地として、そして大正時代には名だたる実業家たちの別荘地として人気があったエリアです。
さらに昭和時代に入ると名古屋でも屈指の高級住宅街と変化していきました。かつで別荘地であったことが分かるように、八事の高級住宅街は繫華街との距離も離れているため昼夜問わず穏やかで自然も多いのが特徴的。そして、高級住宅街に住む人達の防犯意識の高さも相まって、治安の良さも実感できるエリアと言えるでしょう。
白壁・主税・橦木町(しらかべ、ちからまち、しゅもくちょう)
名古屋市東区の白壁・主税・橦木町は、名古屋城の東側にある静かな住宅街です。
武家屋敷の厳かな雰囲気が感じられる門や塀、生垣、そして文化財にも指定されている大正や昭和時代の洋風建築も見られます。
歴史的な建造物を街並みに残したいということから、「白壁・主税・橦木町並み保存地区」として指定されたエリアでもあります。
歴史が深いこのエリアは、閑静な高級住宅街と呼ぶにふさわしい雰囲気が街全体から感じることができるでしょう。
タイムスリップしたかのような趣のある風景に触れあえる一方で、駅から都市部へのアクセスも良いため、利便性も同時に叶えることが可能です。星ヶ丘(ほしがおか)
愛知県名古屋市千種区にある「星ヶ丘」は洗練された高級住宅街として人気があります。
1955年の星ヶ丘団地の建設に始まり、周辺がますます開発されるように。その後は、交通機関も整備され、住宅地として発展してきた土地です。
最寄駅の「星ヶ丘駅」からは、鉄道のほか、バスターミナルもあって名古屋の中心地へのアクセスも良好。
駅近くの「星ヶ丘テラス」は高級感とおしゃれなデザインの建物で、建築業協会賞や名古屋市都市景観賞を受賞しています。
名古屋市のなかでも高台に位置する星ヶ丘の地名の由来にも、このエリアの注目すべき魅力が隠されています。“星”と“丘”は、「輝く星空に近く、美しい星を眺められる丘」であることから名づけられた地名なのです。
また、名古屋市の条例で指定された文教地区でもあり、子育てしやすい治安の良いエリアです。高級感と自然の心地良さ、そして利便性も兼ね備えている高級住宅街となっています。参會堂が建てる高級注文住宅事例3選
これまでに30年もの時のなかで、参會堂は数々の高級注文住宅を建て続けてまいりました。
そのなかでも、高級住宅街と呼ばれるエリアに佇むような素敵な施工事例を3つご紹介していきます。
シンメトリーの外観がおしゃれな高級注文住宅
R壁をメインとしたシンメトリーな外観デザインのお住まいです。
ヨーロッパ住宅でよく見られるR壁は、おしゃれなのに可愛らしさも感じられ、表情豊かな外観となりました。
外壁は淡い色合いで全体的に明るく、玄関周りにはグレーやクリーム、オレンジ系の石貼りで素材を変えてアクセントに。玄関扉は、淡い色調の外壁とマッチするブラウンを採用、重厚で上品でありながらも、“木”の暖かみも兼ね備えています。
年数を重ねても、流行に左右されず、飽きることなく美しさを放ってくれる玄関です。
また、明るい印象の外壁には、黒を使ったブラケットライトをアクセントに設けることで、より意匠性が高まり魅力的なファザードとなりました。
階段は、多くの窓から光が入る配置とし、木目を活かしたデザインとしました。
こちらの階段は「サーキュラー階段」と言って、緩やかに円を描くような曲線が特徴的です。階段の昇り降りという実用的な目的のほか、空間に圧倒的な存在感をもたらすインテリアにもなります。豪邸と呼ばれるほどの住宅にも合い、シャンデリアとの相性も良い階段です。木目というナチュラルな風合いのなかにも、サーキュラー階段のクラシックなデザインにより、華やかさや気品も感じさせてくれる空間となりました。
階段の踏み板や窓枠はダークブラウンという重厚で落ち着いた色合い、そして内装やカーテン、手摺の塗装、階段横の巾木にはホワイトを使い、素材に統一性をもたせたコーディネートに。
木材を多用したことで、アンティークな雰囲気も感じさせてくれます。
青空に映える白い外観が印象的な高級注文住宅
陰影を大事にし、ホワイトとブラックの色のバランスを上手にデザインした外観です。
ホワイトが基調の外壁は、青空にも映える、爽やかな雰囲気。そんななか、ガレージ扉には重厚感のあるブラックを選び、落ち着きのあるファザードとなりました。
外壁表面に凹凸をつけ細やかな装飾をし、立体感も演出。アイアンの黒はさり気ないアクセントとなりつつも、ガレージ扉の色とのコンビネーションも相まって、洗練された高級感をも感じさせてくれています。
内部はホワイトで統一しました。白く輝く大理石の床は、シャンデリアの優しい光を緩やかに反射し、エレガントで格調高い雰囲気の空間となっています。
リビングとダイニングを繋ぐ通路の上部にはR壁を使い、緩やかに空間を区切ることができます。モールディング装飾を施した垂れ壁は、曲線の柔らかみも加わり、お部屋が一層優雅なものになりました。曲線や装飾を随所にバランスよく施すことで、こんなにも華やかで芸術的なデザインとなりました。お部屋で過ごす時間が優雅なものとなりそうです。
イタリアを彷彿させる華やかな高級注文住宅
外観の色はイタリアをイメージさせるようなカラフルなピンク色を選びました。明るく華やかなのに、それでいて上品な色調の外壁です。
お住まいの入口となる門扉にはアクセントとなるアイアンを使いました。
自然石を積み上げるように仕上がった門柱、そしてアプローチには外壁との相性も良い明るめの自然石を乱張りに。建物と外構とのコーディネートが優れたデザインです。
また、半球型をしたドーム型の屋根が個性的で、モールディング装飾や切妻のデザインなど異国情緒のある雰囲気に。豪邸という言葉がまさにふさわしい、ラグジュアリーな邸宅です。内装にも淡いピンクの華やかな色彩を採用しました。
ホワイトとピンクという柔らかな色味の内装に加え、吹き抜けという大空間、そしてトップライトからの自然光。ホールには、ゆとりと開放感が演出されました。
また、曲線で描かれたエレガントな階段と黒い手摺、上から吊るされたシャンデリアや壁面にモザイクタイルで施された模様など、すべてが美しく見えるように繊細に設計されたデザインです。
屋内に足を踏み入れたとたん、その豪華な雰囲気に包まれます。
愛知の高級注文住宅は設計事務所に依頼を
高級注文住宅とは何なのか…と考えたとき、多くの方は圧倒的存在感を放つデザインが頭に浮かぶのではないでしょうか。
周囲の住宅に埋もれてしまうことがない、独創的でこだわり抜いた住宅が本物の高級住宅と言えるのかもしれません。
ただ、家は住む人のこれからの人生の舞台にもなるところです。建物そのものはもちろん、周辺の環境にもこだわりたいと願う方も多いでしょう。
あなたの家へのこだわりを形にできるのは、完全フルオーダーの家づくりです。そして、設計事務所への依頼なら、高級住宅が似合う土地に、その地域性にあった住宅を設計することができます。 参會堂は、これまでに30年以上もお客様の理想とする高級注文住宅を建て続けてまいりました。私どもの豊富な経験と、質の高い本物の素材のご提案、それを建築に活かせる技術力があれば、あなたの夢を叶えることができます。「愛知の高級住宅街に美しいデザインの豪邸を建てたい」、そんな家づくりへの想いを私ども参會堂にぜひ託してくださいませんか。
一緒に、“家づくり”というたったひとつの感動の物語を形にしてまいりましょう。
参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間
参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。
どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。
住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。
一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。