美しい自然や高級感、特別感といった“非日常”を味わえるリゾートホテルのような家づくりをしたい。
忙しい日常を忘れ、心が解き放たれた居心地の良い時間が流れる…。そんな異国のリゾート気分を毎日に感じられる家づくりができたら素敵です。自由な発想で建てられる注文住宅なら、そんな暮らしも夢ではありません。
豪華で気持ちが研ぎ澄まされるリゾートホテルのような家を建てたいと期待する一方、中途半端なデザインとならないか不安を抱える方もいるでしょう。
リゾートのような家を完璧に作り上げるには、依頼先の設計力やデザイン力がカギを握ります。
今回は、これまで長く海外デザインの家を手掛けている参會堂が過去の施工実績を紹介しながら、リゾート住宅を建てるポイントをお伝えしていきます。
目次
リゾートホテルという特別な空間
まずは“リゾートホテル”の本質を理解することが大事です。
リゾートホテルに訪れる人が求めていること、それを満たすためにどんな工夫とサービスが提供されているかに目を向けてみましょう。
リゾートホテルは宿泊するだけの場所ではない
まず、リゾートホテルは“宿泊する”というシンプルな目的のためだけに存在しているわけではないという点に着目しましょう。
一般的なホテルは、旅先にて「泊まる」という目的を果たしてくれる建物。綺麗なお部屋で安心して眠ることができれば、言うことはありません。
あくまで宿泊場所として選ばれるホテルですから、一晩過ごすことを念頭に置いた作りやサービスになっていることがほとんどでしょう。
一方のリゾートホテルは“泊まる”ことはもちろん、そこで過ごすことに意義を見い出せるような空間です。
客室から見える美しい眺望、優雅で特別感を得られる内装、宿泊すると利用できるレストラン…といったリゾート気分に包まれます。
日常を忘れるような癒しや優雅な気持ちへと誘ってくれる…。そんな上質な空間がリゾートホテルです。リゾートホテルは、そこで「楽しみ・くつろぎ・満足できる」という空間になっています。
「リゾート志向」で誰もが安らげる住宅に
そこに暮らす人はもちろん、初めて訪れた人までもが安らぎを感じられるリゾート志向を理解することがポイントです。
「夕食後はライトアップした中庭で優雅にお酒を飲もう」というように、住んでいる人にとっては出かけていても早く帰りたくなるような居心地の良さを演出します。
また、リゾート志向の家は必然的に友人を招きたくなります。
リゾート住宅の居心地の良い空間で、共に楽しみの時間を過ごしたいですよね。「招いた人が寛げる」というリゾート志向で、来訪者が初めて訪れたのに心から安らげる空間を目指しましょう。
快適なリゾート住宅を実現する基本の考え方
満足度の高い、快適なリゾート住宅を実現するための基本的な考え方をご紹介します。
生活感を出さないことは絶対条件
リゾートの家において、絶対的な条件は生活感を出さないことです。
そもそもリゾート空間の醍醐味は“非日常的な空間である”ということ。
快適なリゾート住宅を叶えるには、リゾートホテルのような優雅さやラグジュアリー感がポイントとなるでしょう。
しかし、リゾート住宅はリゾートホテルとは違い、実際に生活を送っている場です。表面上の生活感を出さずとも、生活を送るためのあらゆる物を空間内に存在させなければならないでしょう。
そこで、必要な部分に必要なだけの収納を設け、家電や雑貨など暮らしに欠かせないものは視界に入らないよう、生活感を出さない意識が大切です。
デザインにテーマを設定する
心地良いリゾート空間を実現するために欠かせないポイントはデザインにテーマを設定することです。
一言で“リゾート住宅”といっても、「アジアンリゾート・地中海リゾート・西海岸リゾート」など種類があります。
たとえばアジアンリゾートなら、東南アジア諸国のビーチやサンセットに佇む、自然から生まれたアジアン雑貨が似合う雰囲気。
一方の地中海リゾートは、鮮やかな青い海や空に映えるような美しさが特徴的。“白”と“青”の色味と、歴史を彷彿させるような建築美が感じられるでしょう。
また、西海岸リゾートはサンフランシスコやロサンゼルスといった、海岸沿いの賑わいの街を表現。地中海の海沿いとは違い、アメリカの陽気な雰囲気を連想させます。
それぞれの種類や特徴をしっかり捉え、入り混じったデザインにならないようにすることが大事です。
実用性にも目を向けておく
リゾート空間を実現しようとするあまり“非日常”だけを追い求めると、実用性に欠けることがあります。
リゾート住宅は、リゾートホテルとは似て非なるもの。宿泊するためのホテルではなく、あくまでも「家」であり、建物完成の先には住む人の毎日を送る場所です。実用性がない家は快適とは言えません。
デザイン性はもちろん、暮らしに直結する実用性にも目を向けることが大事。
リゾートホテルのような美しいデザインを意識しながらも、そこで毎日を過ごすための実用性を考えた間取りやインテリアを取り入れていくことがポイントです。
リゾート空間を作り出すためのポイント
リゾート空間を作り出すときに注目しておきたいポイントについて見ていきましょう。
開放感を意識した設計に
視線が上へと広がる吹き抜けを設置すれば、大らかでゆったりしたリゾート気分に。天井を高くするのも、開放感のある空間を作り出すポイントです。
立ったときも座ったときも開放的になれるようなデザインを取り入れてみましょう。
また、開口部を大きく設けて外への開放感を実現するのもポイントです。一般的な家の窓とは違った、大きめの開口部。窓を全開にすると外と一続きになるように設計すれば、一層開放感を得られるでしょう。
特に、景観が良い土地では、景観を利用した窓の取り方などを行っていくことが理想的です。
輸入素材をふんだんに使用する
質の高い輸入素材を取り入れることで、豊かな空間を演出できます。ひとつひとつ心を込めて丁寧につくられた建材や家具は、訪れる人の感情を揺さぶります。
工場で量産された建材や家具とは違い、職人による手作業で細やかな配慮のもとに作られた素材は“本物”と呼ぶに相応しい上質さが感じられます。
輸入した素材をふんだんに使うことにより、リゾートのような空間演出が可能です。
ホテルライクなインテリア
リゾート空間は内装も細やかなこだわりが求められます。
インテリアはホテルライクなものを選び、非日常的な空間を演出しましょう。どこにでもあるデザイン、よく見ると雑な仕上げ…という妥協したインテリアはリゾート空間には適していません。
さらに実用性を意識しないと使い心地のよくないものに…。デザイン性と実用性の両方を叶えられるホテルライクなインテリアは、配色も重要です。
統一性のない、アンバランスな色を同時に使うと、せっかくのリゾート空間が価値のないものに見える可能性も。空間全体で捉えたカラーの配置にしていくことが理想です。
照明にもこだわりを持つ
開放感のあるリゾート住宅では、一般的な家のような照明計画では物足りなさを感じます。
せっかくの広々としたリゾート空間も、照明計画に失敗してその良さが活かしきれないのはもったいないですよね。
照明は、日々の暮らしに明るさをもたらすと同時に、インテリアにもなります。リゾート空間を実現するには、ふだん見かけないような豪華で煌びやかな照明を選びましょう。
特に、リビングはシャンデリアなどリゾート感のある照明を選び、非日常空間を作り出すのがおすすめです。空間が一気に華やぎ、光を放っていない瞬間さえもデザイン性の高さに魅了されるでしょう。
また、種類の異なる照明を同じ空間にいくつか設置するのも、リゾート空間を作り出すコツです。
スタンドライトやブラケット照明を活用することで、より上質な空間を演出できます。さまざまな照明を取り入れ、空間ごとに“美しさ”や“穏やかさ”といったおしゃれな照明計画をしていきましょう。
中庭を設置し外との繋がりを作る
リゾート空間を完璧に作るためのカギとなるのが「中庭」。
室内でもなければ屋外でもない、住宅にとって「特別な空間」となるでしょう。中庭の存在は、住宅全体を開放的な空間へと導きます。
中から見える中庭の景色をしっかりと意識することも大事です。リゾートを彷彿させる緑を植えた中庭の景色は、家の中からまるでひとつの絵画のようにも見えるでしょう。
通年緑色を発色する常緑樹や、冬に向けて葉が落ちる落葉樹など、どんな植物を植えるかもこだわることがおすすめです。単なる「中庭」ではなく、変わりゆく季節に応じた景色の見え方にも配慮しましょう。
また、リビングから続く中庭は「景色」として楽しめる一方で、光や風を体感できる絶好の空間にもなります。
中庭というリゾート空間は、青空が広がる天候の良い日には「外に出たい」という気持ちが湧き上がるものですが、いつでもさっと気軽に出られるように、日常的な活用のし易さも視野に入れて設計することが大事です。
中庭は、どんな家でもあるわけではなく、リゾート建築ならではのもの…。中庭へと続く開放感を実感するには、大型の窓を施工し、自然の光を取り入れて開放的で明るい空間作りをしましょう。
リゾート空間を実現している住宅の施工事例
参會堂のデザインする住宅は、家づくりにも“美”を追求するヨーロッパの思想と素材を取り入れています。これまでに30年を超えて、ヨーロッパ住宅をデザインしてまいりました。
そんな参會堂が手掛けた家づくりから、リゾート地に映える美しい佇まいの住宅実例をご紹介します。
優雅な中庭が印象的なリゾート住宅
外部に面していないパティオ(中庭)を持ったリゾート住宅です。どの部屋からもパティオに出やすく、日常的にパティオの景色を堪能できます。
パティオの床材は建物の外観になじむよう、クリームやオレンジ系のタイルを交互に並べています。アイアン素材のガーデンテーブルの下は、さらに細やかな張り方とし変化をつけたデザインです。
屋内とお庭を緩やかにつなぐように、アーチ状のスタンドフェンスを設けました。
素材としては重厚感があるアイアンも、アーチ状の曲線により柔らかさと優しさがプラスされ、リゾート空間を感じられるお庭となりました。
夜には光の演出により、リゾートホテルのような上質感に包まれた極上の時間を過ごせるでしょう。
浴室から直接パティオに出入りできる設計にしました。洗面室とはガラス間仕切りで開放的にしています。お庭との一体感を味わいながらのバスタイムができる極上の浴室です。
このパティオは完全に外部から遮られていますから、窓を全開にしても不安はありません。パティオと浴室は独立しつつも、大きな開口部によっていつでもつながりを持つことができます。
パティオのリゾート感のある景色によって、癒しと心地良さに充実したひと時を過ごせるでしょう。
リゾート感溢れるエントランスがおしゃれな住宅
エントランスには熱帯地方の植栽を設け、訪れる人にもリゾート感をもたらしてくれます。
オレンジやブラウンといった明るい色味に包まれるなか、黒の門扉がさり気ないアクセントに。まるで異国にいるようなデザイン性の高いエントランスとなりました。
塀は、扇形の模様が美しい左官仕上げです。熟練の技を持つ職人だからこそ、繊細な凹凸が浮かび上がります。立体感とデザイン性という表情の豊かさが感じられるエントランスです。
お部屋に開口部を大きく設け、庭へのアクセスがしやすい設計にしました。空に向かって遮るものはなく、日射しが多く入るよう開放的な空間になっています。
建物の外壁、お庭の床材には、南の暖かい天候をイメージできるクリームやオレンジ色。心穏やかに、それでいて陽気で軽やかな気分へと導いてくれる配色が魅力です。
南国の植栽のある庭はリゾート感満載の景色。部屋からも、そして庭に出たときも自然の美しさを味わうことができます。
暖色系の外観がリゾート感を漂わせる住宅
暖色系でまとめた平屋の住宅です。
丸みを帯びた形状のS型瓦の混ぜ葺きによってグラデーションが表現され、表情豊かな外観になりました。
玄関ポーチに敷いたオレンジ色のタイルは、洋瓦ととても相性の良い素材です。玄関の木製扉の素材感も、海外リゾート地を彷彿させる外観の穏やかなアクセントになっています。
全体的に暖色系ですが、いくつかの色味が混ざることで立体感とデザイン性が演出された外観となりました。
室内にはプールがあり、高低差のある土地が叶えた景色の良さが魅力のお住まいです。
縦長の形状の開口部からは光がふんだんに取り入れることができ、窓を開けなくても美しい眺望が得られるでしょう。リゾートホテルのような心が弾む時間を過ごせそうです。
プールという“非日常”、そして視覚的にも心地良さや上質感を日々堪能できる空間となるでしょう。
リゾート住宅をデザインするなら参會堂
リゾート住宅の設計は、素材選びからデザインに至るまで、一般的な住宅との違いを整理し、リゾートの本質を理解することから始まります。
非日常を感じられるデザイン、そして収納の配置、キッチンとリビングとの繋がりはどうするか…といった日々の暮らしの実用性も考えなくてはなりません。
そのひとつひとつの細やかな設計ができるのは、これまで手掛けてきた住宅会社の実績と比例しています。
イタリアの現地パートナーと連携した家づくり
参會堂は、イタリアの現地パートナーとの連携により、良質な素材や本場の家づくりのコンセプトをもとにヨーロッパ住宅を手掛けてまいりました。
私どもはヨーロッパの家づくりへの思想「性能の良さ」にもこだわることも大切にしています。
リゾート住宅とひとくちにいっても、上辺のデザインだけを模倣した“風”となっては「家の価値」を高めることは難しいでしょう。
現地パートナーと連携している参會堂なら、リゾート空間を実現させるために必要な素材や知識、それを世界規模で提供できます。
上質な空間設計には豊富な経験が必要
本物のリゾート住宅は、気持ちが昂るような美しいデザイン性、そして人をリラックスさせる快適性を兼ね備えた空間設計が必要です。
リゾートホテルの表面的な特徴を切り取りしただけでは“風”でしかなく、心からの満足度は得られないでしょう。上質な空間設計には、長年の経験値が求められます。
ヨーロッパ住宅を建て続けて30年の歴史を持つ参會堂なら理想の上質空間を作り出すことができます。デザインと実用性を兼ね備えた住宅をあなたに
日本でリゾート住宅を新築すると“洋風”と言われてしまうケースがあります。
海外住宅でよく見かける素材や配色を多彩に取り入れても、見せかけだけの設計をすると、残念ながら中途半端と言わざるを得ません。
参會堂は、オーナー様とそのご家族様が思い描くリゾート地の特色を理解し、そしてこれまでに培った設計力で実用性を兼ね備えた設計を提案します。
リゾート住宅にぴったりなホテルライクなデザインはもちろん、住んで後悔のない家づくりが参會堂なら可能です。「寄せ集めのデザインのリゾート住宅にしたくない」「リゾート住宅を建てるなら“本物”を意識したい」というあなたの家づくりの思想をぜひとも私どもにご相談ください。
かけがえのないリゾート住宅を一緒に叶えてまいりましょう。
参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間
参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。
どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。
住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。
一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。