高級感や重厚感に包まれ、見る人を惹きつけるような深い魅力があるレンガの家。まるで異国にいるような情景が浮かぶデザイン性が注目されています。
レンガの家に憧れを抱く一方で「レンガの家って夏は暑くないの?」「冬でも暖かく過ごせるか心配…」「レンガの家を作れる業者は少ないらしい…、腕の確かな業者はどうやって見つければいのだろう?」などネガティブな気持ちを抱えている方も多いかもしれません。
本物の優れたレンガの家を建てるには、まずはレンガの特徴やメリット・デメリットなどを詳しく知ることが大切です。
レンガの家づくりに長く携わっている参會堂が施工事例とともに、詳しくお伝えしていきます。
目次
レンガの家とは?100年住める住宅が選ばれる理由

海外ではレンガの家は非常に長寿な家として広く普及しています。この章では、レンガ住宅の寿命の長さの理由や、世界で選ばれる背景についてご紹介します。
なぜレンガ住宅は「寿命が長い」のか
レンガ住宅の寿命の長さの理由は、素材そのものの特性にあります。
レンガは粘土を約1000℃前後という高温で焼き固めてつくられた、耐久性に優れた素材です。
特に耐火レンガは、1300〜1500℃という高温で焼かれるため、水分が抜け硬さが増し、一層強固になります。木材のように腐ることもなく、鉄のように錆びる心配もありません。
雨風や紫外線の影響も受けづらい素材のため、正しく丁寧に施工すれば100年以上長持ちします。
レンガは経年劣化ではなく「経年美化」する
美しい外観が特徴的なレンガの家は、年数が経っても「劣化した」と表現されることがありません。むしろ時間が経つにつれて、風格ある佇まいの印象をもたらします。
これは素材の色や質感の変化を価値として受け入れる“パティナ文化”の考えに通じるものがあります。経年により存在感が増すことで、レンガは資産価値も高く評価されやすいです。
一方、塗装住宅は塗膜の剥がれとともに古びた外観となり、定期的な塗り直しが必要で手間もかかりやすいのが特徴。資産価値としても年々減っていきます。
レンガはメンテナンス頻度が少なく、築年数が古くなっても価値を保てるのが大きな魅力です。
海外でレンガ住宅が主流な理由
海外では100年以上前に建てられた建物が今も残るほど、レンガの家は伝統的な家づくりとして広まっています。
ヨーロッパでは木材より入手しやすく、雨の多い気候でも耐久性を発揮するという素材の特性が、レンガの家が主流となっている背景です。
レンガは高温で乾燥しやすい気候にも適し、オーストラリアでも多くの住宅に採用されています。
また、ヨーロッパでは古い住宅ほど価値が高まるという文化もあり、レンガ住宅が選ばれ続ける理由の一つです。
日本の住宅と決定的に違う構造思想
日本では戦後以降、建て替えを前提とした木造の「30年住宅文化」が一般的でした。
資産価値は新築時がピークで年々下がり、築30年を超えると古い印象に。そして築50年前後で寿命を迎えるケースも少なくありません。
一方、レンガ住宅は長寿命設計を前提とした思想が基本です。適切な施工をすれば少ないメンテナンスでも100年超えで住み続けられることもあります。
短期寿命を想定する日本の住宅とは構造思想そのものが決定的に異なっています。
レンガの家で後悔しないための設計ポイント

美しい外観が人を惹きつけるレンガの家。
でも、レンガに関する知識不足から後悔につながることもあります。素材の特性や構造の違いを正しく理解しておくことが、満足度の高い家づくりには欠かせません。
素材の違いを理解する
レンガ住宅には、積みレンガやスライスレンガ、レンガ調サイディングという素材の違いがあります。見た目はかなり似ているものの、構造や耐久性は大きく違うのです。
鉄筋を通し、モルタルで固定しながら一つずつ積み上げるのが「積みレンガ」。耐久性・耐火性に優れた伝統的な工法ですが、職人の技術が必要で施工費は高くなりやすいです。
「スライスレンガ」は薄いレンガを使います。土台にレールをつけてレンガを取り付ける方法や、モルタル接着の方法などがあります。
積みレンガと比べると施工費は抑えられますが、下地や目地シーリングの劣化が起こり、耐久性はやや落ちるでしょう。
「レンガ調サイディング」はレンガ模様の外壁ボードです。目地の劣化は避けられませんし、塗装メンテナンスが必要です。あくまで“レンガ風”のボードであり、レンガではない点に注意が必要です。
日本の気候に対応する断熱・遮熱・通気設計
日本は「湿気の多い梅雨」「暑い夏」「寒い冬」といった高温多湿の気候です。そのため、気候変化に耐えられる家づくりが求められます。
日本でレンガ住宅を建てる際は、気候や風土に合わせて断熱・遮熱・通気設計が重要です。
レンガは蓄熱性が高く熱をためやすい特性があるため、光の取り込み方や断熱材の厚みなどを工夫し、蓄熱リスクを軽くする設計が欠かせません。高性能な窓の導入や、適切な通気計画も、夏の室温上昇を防ぎやすくします。
「レンガはメンテナンスフリー」と考えがちですが、日本の気候に合わせた設計こそが、快適で長寿の住まいになるのです。
地震に強いレンガ住宅の構造条件
「レンガは弱い」という昔のイメージから、地震の多い日本では不安に感じる方もいます。そんな日本の家づくりに対応できるように生み出されたのがハイブリッド工法です。
「鉄筋コンクリート×レンガ」「木造×レンガ」「軽量鉄骨×レンガ」というように、構造体がレンガを支える設計。日本の耐震基準もクリアし、これにより地震の際に負荷を軽減できます。
ヨーロッパの伝統的な工法である積みレンガとは違う工法ですが、日本でも安全性とレンガの美しさを両立できる住宅となっています。
建築費と生涯コストの正しい考え方
家づくりでは、どうしても初期費用に目を向けてしまいがちですよね。
そこで、レンガの家の雰囲気を得られるレンガ調サイディングを検討する人もいます。確かに建築時の費用はおさえられますが、その後にかかる維持費までイメージしておくことが大事です。
サイディング外壁は10〜15年ごとに塗装が必要です。塗装を怠ると傷みがひどく見た目が悪化し、下地や構造体に影響する可能性もあります。結果的に大きな修繕費がかかってしまうこともあるでしょう。
一方、レンガは初期費用こそ高いですが、メンテナンス費用をおさえられます。長期的に見ると家の価値を守りやすい素材です。初期費用だけでなく、これからかかる生涯コストまで踏まえて判断することが重要です。
レンガの種類別に見る外観・性能の違い

“レンガ”と聞いたとき、どんな色形を思い浮かべるでしょうか。
レンガには、産地の違いをはじめ、製造工程や特徴などいくつもの種類があります。レンガの家をつくるときは、レンガにも種類があることにも目を向けておくといいでしょう。
アンティークレンガ
いろいろな種類のレンガのなかでも近頃注目度の高いのが「アンティークレンガ」古い建物を解体したときに出るレンガです。
一般的に住宅に使用されるレンガは誰も使っていない未使用の“新品”です。一方、アンティークレンガは再利用される“中古”で、両者には大きな違いがあります。
通常、住宅を建てるときの建材は新品を用いるのが主流のため、アンティークレンガの経年による傷や色落ちで敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アンティークレンガの現物を見ると、安らぎや落ち着きが感じられるでしょう。ネガティブになりがちな古さが、逆に味わい深いとして注目度が高いのです。
100年以上前に佇んでいた歴史ある建造物を壊して再利用、アンティークレンガは現代の建物のなかで生き続けることができます。現代に合わせて作りだされた製品のように“鮮やか”や“煌びやか”といった真新しさはありませんが、長い歴史を辿ってきた使用感を個性として演出することが可能です。色合いや形状もすべてバラバラ。唯一無二の独特なレンガとして、個性を重視した家づくりに向いています。
ベルギーレンガ
ベルギーの街並みをイメージしていただけると分かるかと思いますが、古い時代から家づくりにレンガを取り入れているレンガの本場で作られたのが「ベルギーレンガ」断熱性に優れたレンガは、ベルギーの寒い冬から家のなかを守るために大きな役割を果たしています。
素材の質感はとてもやわらかく、角の丸みや、凸凹した表面が特徴です。
家づくりに採り入れることで、穏やかで優しい雰囲気づくりができるでしょう。
また、ベルギーレンガは色彩のバリエーションが豊富という特徴もあります。
一般的にレンガと言えば赤系の色合いをイメージする人も多いかと思います。ベルギーレンガは赤や黄、黒やベージュ、ブラウン、ホワイト…などが織り交ざったようなたくさんの色彩から選ぶことができます。
オーストラリアレンガ
「オーストラリアレンガ」は、日本の家づくりでも流通量が多いレンガです。
面積の広い国のランキングでも6位のオーストラリアは、日本の約20倍もの国土を有しています。赤土の広大な大地からは、品質に優れた赤土の採取が可能。オーストラリアレンガは、そんな赤土を原料として高温で焼き上げられたレンガです。
1200℃にもおよぶ高温で焼かれたオーストラリアレンガは、“高い耐久性”と“吸水性の低さ”から季節によって気温変動が見られる四季のある日本でも適しているレンガと言えるでしょう。焼かれる過程において、オーストラリアレンガはひとつひとつに独特な色彩と風合いが表現されています。原料となる赤土も、広いオーストラリアの産地によって微妙に色が違います。
その色むらこそがオーストラリアレンガの魅力で、お住まいの印象を左右する外観に採り入れることで趣が増すことでしょう。
レンガの家のメリット・デメリット

レンガの家のメリット・デメリットをチェックしておくと、ご自身がイメージするレンガの家に近づけることができます。それぞれを見ていきましょう。
レンガの家のメリット
レンガの家には、次のようなメリットがあります。
優れたデザイン性
異国に来たかのようなレンガの建築物。色彩や貼り方、形状などによって見た目のテイストを変えることも可能です。
柔らかで優しい雰囲気、重厚さと風格を感じさせてくれる雰囲気、現代風のスタイリッシュでかっこいい雰囲気…と、思い思いの外観に仕上げることができます。
高い耐久性・劣化の少なさ・メンテナンスフリー
レンガのお住まいの大きなメリットは耐久性の高さです。
そもそも自然素材から生まれたレンガは、「紫外線にも強い」「カビや腐食が起こりづらい」こともあり、寿命は50年以上、100年以上とも言われています。
塗装などのように、約10年周期で塗装メンテナンスが必要ということは基本的にありません。長い年月を重ねても「老朽化」ではなく、一層風合いに魅力が増すメリットとなります。
耐熱性・蓄熱性に優れている
レンガは、暑さに対しての「耐熱性」、寒さに対する「蓄熱性」のどちらも兼ね備えている素材です。
焼き上げて生成する過程で細かな気泡が内部にできるため、空気の層が存在しています。屋外と屋内の間にあるレンガは、両側からの気温をシャットアウトする役割があります。
夏には外の熱気を侵入させない涼しい屋内、そして寒い冬には暖かさを保った屋内…と、季節に応じた快適空間となります。
環境への配慮
100年の時を超えた耐久性を誇るレンガ。「塗装や張り替えのメンテナンス」「老朽化による建て替え」などが頻繁に起こらないため、廃材も出にくいです。解体によって不要になっても、何かしらの形での再利用や、自然に戻すことも可能です。
環境的にも配慮できる素材と言えるでしょう。
レンガの家のデメリット
家づくりで魅力的となるレンガですが、一方でデメリットも存在しています。
リフォームが困難
海外のレンガの家は、基本的に50年を超えるほどの長きにわたって住み続けることを想定されています。
そのため、“外壁の張り替え”や“外壁の解体をともなう増改築”など、外観に関係する大がかりなリフォームが難しいです。「長く住み続けるうちに、リフォームで印象を変えたい」などの場合はあまり向いていないかもしれません。
レンガを家づくりにお考えの場合、長い目線でお住まいに関する計画を想定しておくことが大事です。
対応できる業者が少ない
近頃は住まいづくりにレンガを採り入れたいとお考えの方も増えてきました。
ただ、日本ではまだまだレンガを扱える業者が少ないのも事実です。
レンガという素材は高い耐久性やメンテナンスのしやすさが魅力ですが、誰でも簡単に施工できるわけでなく、技術力も問われます。レンガの家づくりの経験が豊富な業者に頼まなければ、安全に長く住むことができません。
参會堂では、レンガを採り入れた家づくりを長きにわたって行っています。正しい工法でオーナー様のイメージするレンガの家にできるように、ぜひ参會堂にご相談ください。
レンガの家はいくらかかる?費用相場と現実
レンガの家が、なぜ一般的な住宅と比べて費用が高くなりやすいのか、その理由について詳しくご紹介します。
レンガ住宅の建築費が高くなりやすい理由
日本で主流のサイディングは、既成の外壁ボードを現場で貼る工法です。外壁工事のなかでも比較的工期が短く費用も抑えやすいのが特徴です。
一方、レンガの家は下地から丁寧に積み上げる必要があり、施工に時間がかかります。日本の風土に合わせて断熱性や耐震性を確保するため、職人の高度な施工技術も必要です。
それに、積みレンガやスライスレンガなど素材ごとの施工知識も欠かせません。このため、サイディング工事と比べると手間もコストもかかり、施工費用が高くなりやすいのです。
初期費用だけで判断してはいけない理由
レンガ住宅は、一般的な外壁と比べると費用がどうしても高くなることから、つい初期費用だけで判断しがちです。
しかし、耐久性が高く、塗装や補修といったメンテナンスの手間が少ないレンガは、長期的に見ると費用を抑えやすいのが特徴です。
さらに断熱性が高まることで、冷暖房の光熱費を節約できる点もメリットになります。家を建ててから30年以上のスパンで考えると、初期費用が高くても年数とともに魅力が失われにくい点は、費用以上の価値があると言えるでしょう。
レンガ住宅に強い業者を見抜く4つのチェックポイント

レンガ住宅の成功のカギを握るのは、業者の施工力です。実は日本ではレンガを扱える業者が少ないため、業者を見極めるためのチェックポイントを覚えておくことが大事です。
チェックポイント① 実績
まず確認したいのは、レンガ住宅の施工経験です。施工実績が3~5件程度と少ない業者は注意が必要です。施工例の写真を見る際は、枚数や撮影角度、詳細な説明の有無もしっかりチェックしましょう。
どのレンガを使っているかも重要なポイントです。本物のレンガの家づくりを希望している人が、レンガ調サイディングの経験しかない業者に依頼しても意味がありません。
日本ではサイディング工事を手掛けられる業者はたくさんいますが、レンガ建築に精通している業者は少ないです。
経験不足の業者では設計ミスや施工不良が起こりやすく、後悔につながります。安全で満足度の高い家づくりのためには、まず施工実績をきちんと確認することが大切です。
チェックポイント② 構造説明
レンガ住宅にはさまざまな工法があり、日本の気候に合わせた工夫が必要です。
下地構造や通気層、耐震補強、防水処理など、住まいとして基本的に備えるべき性能をレンガ住宅でも実現できるかどうかがポイントです。
しかし、知識不足で施主からの質問にスムーズに答えられない業者もいます。そういった業者は施工不良のリスクが高いため注意しましょう。
レンガ住宅の大きな魅力である「長寿命」を最大限に活かすには、構造や工法についての理解度の高い業者を選ぶことが重要です。
チェックポイント③ 費用説明
次に確認したいのは、費用に関する点です。
レンガ住宅では材料費や人件費などが高くなりがちですが、誠実な業者は工期とあわせて費用の内訳を分かりやすく提示してくれます。
しかし、中には「一式見積り」のように曖昧な業者もいます。
何にいくらかかるか不明な見積りは、不誠実な業者と判断してよいでしょう。内訳を提示せずに、工期をおさえる理由で突貫工事が行われると、耐久性や安全性にも影響するため注意が必要です。
レンガ住宅は長期的な維持管理が重要です。今後のメンテナンス費用についてもしっかりと説明がある業者を選ぶことが安心です。
チェックポイント④ デメリット説明
デメリットを話さない業者には注意しましょう。
レンガの家には美しさや耐久性といったメリットがありますが、「工期が長い・初期費用が高い・修繕が難しい」といったデメリットもあります。こうした欠点を最初に正直に伝えてくれるほど、信頼できる業者と言えます。
そのうえで、デメリットをカバーする具体的な対策を提示できるのが、腕の良い業者の特徴です。
逆に、デメリットを隠して「レンガの良さ」だけを話すのは単なる営業トークになり、信頼性に欠ける業者と判断してもいいでしょう。
危険な業者のパターン例を紹介
レンガの家を建てるなら、危険な業者の典型的なパターンを知っておくことが大事です。
たとえば、相場よりも安過ぎる業者を選んだ結果、安さの理由が「実は本物のレンガではなかった」「施工の質が低い」などのケースで後悔することがあります。
また、SNSで見かけたヨーロッパ風のレンガに惹かれて契約したら、外観は理想に近いのに「暑さ・寒さ・湿気」といった快適性がともなわなく失敗するケースもあります。
施工内容の説明が不十分なまま、契約を急がせる業者も危険なパターンです。
価格や見た目、雰囲気だけで業者を選ぶと後悔につながります。本当に大切なのは「経験 × 説明力」を兼ね備えた業者を選ぶことです。
おしゃれで風格のあるレンガの家の施工事例
参會堂では、これまでにレンガの家を多数手がけてまいりました。レンガの素材や種類に合わせて、全体的にまとまりのあるトータルコーディネートで家づくりをしています。
そのなかから、おしゃれで風格があるレンガの家の施工事例を3つご紹介していきます。
アンティークレンガの施工事例

長い時を超えたからこそ醸し出される独特な風合いが感じられるアンティークレンガの外壁です。ベージュ系の落ち着いた色味のアンティークレンガのなかに、ブラウンや黒の重厚さもプラスされました。
淡く深みのあるアンティークレンガの外壁との調和がよい茶系の洋瓦の屋根です。
瓦の丸みを帯びた形状ひとつひとつが優しいラインを描き、重厚感のあるレンガのなかにも穏やかな表情が作りだされています。
日本でよく見かける住宅のような長い屋根の軒がなく、スマートな外観となりました。
家の外観の色合いは、屋根に濃い色、そして外壁には落ち着いた淡い色…と流れるグラデーションが素敵です。
門まわりや窓周辺を囲うようにフェンスを取り付け、立体感が生まれました。直線だけではシャープになってしまうフェンスですが、曲線で描かれた規則的なデザインが施されていることで躍動感に包まれました。
アンティークレンガによく似合うクラシカルな印象となっています。敷地内には緑も植えられ、窓の外に設置されたフラワーボックスに花々を添えることで自然感のある雰囲気も奏でられます。
また、金属素材にしてしまうとクールになりがちなガレージの扉は、レンガの温かい風合いに合わせて木製を採用しました。アンティークレンガにもよくなじんだ扉です。
ベルギーレンガの施工事例

建物の外壁に赤みを帯びた細かなレンガを用いたことで、重厚感のあるスタイリッシュな印象に。風格を感じさせる佇まいが印象的です。
前面の外構部分となるRの外壁にベルギーのレンガ(アンティークロード)を使っています。
レンガという高級感のある素材の色に強弱をつけることで重々しくなり過ぎず、“シック”と“優しさ”が同居したデザインとなっています。
また、アイアン素材の門扉とブラケットライトは、ベージュ系のアクセントとなりました。
お住まいの奥側から前方にくるにしたがって色合いは淡い色合いに変化するグラデーション、半円を描くような曲線、高低差など、一体感のあるデザインとなっています。
オーストラリアレンガの施工事例

こちらはアメリカ製のクラックレンガを採用した住宅です。ひとつの色彩ではシンプルで単調になりがちなレンガも、濃淡をつけながら同色系の色彩のレンガを組み合わせることで上品な外観となっています。
部分的にレンガの向きを変えて、模様をつけました。同じ素材なのに、色合いと向きに変化をもたせて描かれた模様は、味わい深いです。
窓枠もレンガと同系色となるように、木材を採り入れています。レンガの風合いを損なわない濃いブラウンの窓枠です。
広いお庭に設けられた大きな円形の花壇の中心部にシンボルツリーを設けました。住まう人を見守るように控えめながらにもしっかりと佇む様子が感じ取れます。
花壇の周りに設置したのは、天然の木材による木柵。ばらばらな形状と色の素材ですが、高さを変えて段違いに取り付けたことでデザイン性が高まり、円形の花壇に一層華やかさを演出しました。その内側を取り囲むように植えられた花々がさりげなく彩を添えてくれています。
屋根の三角、窓に描かれた半円、玄関部分の四角、庭の中心にある円…というように、様々な形状を採り入れまとまりのあるデザインです。
レンガの家で後悔しないための対策方法

次にせっかく建てるレンガの家で、後悔しないために押さえておくべきポイントを3つご紹介します。
飽きが来ず、流行に左右されない外観デザインに
歴史的な建築物にも使われているように、レンガは古くから愛されている建材です。
それらを見ると分かるように、高度なデザインにより“伝統的”や“高級感”という魅力が感じられます。
レンガという建材自体がおしゃれですが、選ぶ種類や建物の形状、色味の選択やレンガの並べ方…というように、全体的な仕上げ方で雰囲気がまったくと言っていいほど変わります。
そのため、緻密な設計力が求められる建材と言えるでしょう。
あまりにも冒険した斬新なデザインにすると、今現在は流行に合っていると感じても、何年何十年経ったときに飽きがやってきます。
レンガの家で後悔しないためには、家を建てた“今”だけでなく、何十年先にも風格や味わいを表現してくれるような流行に左右されにくいデザインにすることが大事です。内装は長期的な目線で設計を行っていく
自然素材を高温で焼いたレンガには、伝統的な美しさや重厚な雰囲気があります。そこで、内装も外観と同じような方向性で設計していかなければミスマッチとなりかねません。
海外デザインの住宅で採用されることの多いレンガの家には、
- 白や明るい色味をベースとした壁
- 自然素材のフローリング
- 上品で美しい大理石
- ヨーロッパスタイルの住宅でよく見るアーチ壁
- アクセント効果のあるアイアン
- 暖かみや高級感をもたらす暖炉
- ダイナミックな雰囲気の吹き抜け
- 豪華な佇まいのサーキュラー階段
- 空間に立体感をプラスするシャンデリアの照明
など、レンガの家の外観の豪華さと調和がはかれるようなインテリアの設計が求められます。
ただ、内装は外観よりも目に触れる機会が多く、実際に暮らしと密接にかかわる空間です。優美でおしゃれな素材・デザインだとしても、それらをむやみに詰め込んだコーディネートでは飽きが来ることもあれば、住んでいて心地良さが感じられない可能性もあります。
レンガの家の内装は、実際に暮らす人が長い年月を経ても「心地良さ」や「快適性」を感じ、心を豊かにしてくれる上質な空間を長期的な目線で設計していくことが大事です。
レンガの家づくりの経験が豊富な施工業者へ依頼
レンガは、耐久性の高さという大きな魅力がある一方で、施工業者の腕によっては失敗する可能性もはらんでいます。
レンガを使った家づくりは、レンガの特徴をきちんと理解していることが大前提。レンガの短所となる点を踏まえた上での技術力とデザイン力が問われます。外観のおしゃれな雰囲気はもちろん、断熱性や耐震性など建築基準法に基づきながら“安心して住める家”への思いを施工に込められるかどうかもポイントです。
そこで大切なのはレンガの家をどれだけ施工していたかという実績となるでしょう。
レンガ調のサイディングではなく、本物のレンガの家を建てている経験です。そして長い年月を重ねたときでもレンガの魅力を保ち続けていられるデザイン力などを総合的にプロデュースできるかどうかもポイントです。
実は、日本ではレンガの家を対応できる施工業者はあまりありません。
参會堂はレンガの家の実績も豊富で、これまでに多くのレンガの施工事例がございます。レンガを熟知したうえでオーナー様のご要望にあった家づくりを一緒におこなっております。参會堂が建てるレンガの家
ひとつひとつの素材感や色合い、レンガの種類ごとに惹きつけられる魅力が詰まっています。
レンガを家づくりに採り入れることで、人工的な建材にはない独特の風合いや色合いを楽しむことができるでしょう。
ただ、レンガはどんな家でも似合うとは言えません。レンガが似合う家とそうでない家が存在しています。たとえば、“和”を中心に設計されたデザインの建物にレンガを使用してもミスマッチと言わざるを得ません。部分的だとしても、違和感が残るでしょう。「洋風の家にしたい」とレンガ調の素材を使っても、それは“風”であって、本物のレンガの家とは言えないのです。
「レンガを家づくりで使いたい」と考えたときには、レンガが似合うデザインの家を設計することが大事。トータルコーディネートによって、レンガの良さが生きるのです。
しかし、レンガの家に精通している業者は日本ではそれほど多くありません。
レンガを使えばおしゃれになるという単純なものではなく、レンガの長所を余すところなく発揮し、そして短所をカバーできる“腕”が求められます。
日本の風土に合わせた建築スキルを持ち合わせた業者に依頼すれば、デザイン性と耐久性の高い優れたレンガの家が建てられるのです。
参會堂は優れたデザイン能力から極上のレンガの家を建てることができます。これまでに、レンガを用いた家づくりの実績もあり、レンガの家づくりを熟知しております。
「レンガの家についてもっと知りたい」「外観だけでなく、内装もレンガに合った家づくりをしたい」「分からない点を分かりやすく教えてほしい」など、レンガに関するご不安や疑問があればお気軽にお問い合わせください。
一緒に素敵なレンガの家づくりを考えていきましょう。
参會堂が創り出す「唯一無二」の独創空間
参會堂は、1992年の創業から一切の妥協を許すことなく建築と向き合ってきた、海外デザイン建築を得意とする設計事務所です。
どの建築会社にも真似できない秀逸な参會堂の建築デザインは、住宅設計のみならず、クリニック設計や土地活用・賃貸設計といった分野で、多くのお客様からご支持頂いております。
住宅設計なら「ずっと家に居たくなる空間」、クリニック設計なら「ホスピタリティが溢れる空間」、土地活用・賃貸設計なら「いつまでも色褪せない魅力を放つ空間」と…。参會堂は、それぞれのお客様のご要望に合った価値を生み出し、ご提供しております。
一切妥協のない本物の建築技術、心躍るような唯一無二の空間をお求めの方は、是非その夢を参會堂にお聞かせください。





















